おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

秋分のブルガリア紀行(1) ギリシャ国境のあたりは大変なことに!!

2015-09-26 07:58:08 | ニュース

日本もシルバーウィークのあたりは皆さん連休だったんですヨネ~!? 昔は「敬老の日」と「秋分の日」、別々だったのに・・・ ブルガリアも9月22日が「独立記念日」でお休み、そして前の週の土曜日を仕事日にして連休にする人多し・・・ そういうわけでワタクシも友人のフリストとマリアのいるペトリッチに行って見ました。温泉のあるサンダンスキや、ワインの名産地メルニックには何度も行ってるけど、そこからすぐの町ペトリッチには行ったことがなかった・・・ 

ペトリッチの町は小さいながらもまとまっててキレイ・・・ 友人のフリストとマリアはギリシャ人で、そのギリシャの中でもブルガリア国境近所の出身。「ゼフティン」(ブルガリア語でオリーブオイルのこと)が切れると、マリアは「ママ~、買っといてー!!」と言えてしまうほど近所のセレス市出身。ランチによんでもらいました。彼女の手料理は絶品!! 本格「ジャジキ」も!! この時さらに彼らの友人夫婦クラシーとスルザ(涙って意味、ってことはキャッツ・アイ長女のルイみたい?!)も一緒におよばれしてました。彼らはロマ系。どうしてこういう組み合わせかというと・・・

フリスト曰く、「このところのギリシャ危機でね~、ギリシャ北部にある企業がたくさん本店や本部事務所の住所をブルガリア側に移してきているんだ。何せギリシャの方がすごく税率が高いのでネ。」さらにマリア、「で、こっちに事務所のあるところには必ずブルガリア側から人を雇うことになるでショ? 私みたいにブルガリア語とギリシャ語を話せる人も必要になるワケ。で、私も働けるって事なのよ~」

クラシーは続けます。「農業系や縫製などの軽工業ではオレたちも差別なく雇ってくれてネ~!元は体力仕事をやっていたから逆にこういう仕事をしてこなかったブルガリア人よりも「よく働くっ!」って、いっぱい雇われてるヨ~!!」 スルザも「ブルガリア国内からも出稼ぎに来てる人いっぱいヨ!!」

へぇ~っ!! 何か聞いていると首都ソフィアよりも景気よさそうだなァ~!! にしても「緊縮、ヒンシュク、大騒ぎ」(笑)のお隣の国がこういう形でブルガリアに波及してるんですネ~!! そのせいか、ここを統括するブラゴエフグラッド県は全体的にリッチになってきてる!! ブラゴエフグラッドナンバーの車はやったらトバすし・・・ 黒いベンツやBMWでヤーさんっぽいような・・・ 税収増+不法感満点!! コレもひとえにギリシャからの資本+年金生活者たちが流入しているからでしょうか? 

サンダンスキ市内の夕方も、ホコテンをそぞろ歩きする人たちでいっぱい!! このホコテンの通りは前に来たとき(といってももう何年も前なのですが・・・)に比べるとずいぶんとキレイになっています。

もちろん以前から道端にはカフェやレストラン、バーが並んでいたのですが、レストランやバーが前よりちょっと豪華でシャレオツになったような・・・ 鶏の丸焼きに混じって羊の頭の丸焼きもクルクル回ってる!! ソフィアでは見たことない!! やっぱりコレってギリシャ風? 

そして歩道をキレイに整備していたり、発掘されたギリシャ遺跡の一部が路上に置かれていたり、

裁判所には発掘されたモザイクがガラスでカバーされて、いつでも外から見られるようになっています!! 

そしてやはり聞こえてくる声、そしてお店の看板もギリシャ語が・・・ マリアが「ウチ(彼らのアパートは3階)の下に住んでるのもギリシャ人!!」不動産も借りやすいみたい。

クラシーはニヤッとしながら、「ちょっーっと頭をやわらかくすればこういう商機はあるもんサっ!! ギリシャ人やオレたちロマみたいにネっ!! ブルガリア人もちょっと考えた方がイイヨ!!」 う~む、興味深い・・・ クラシーもスルザもソフィアのロマの人たちより明るい感じで、彼らも相応の払いを得られる仕事があればこうも違うんだなァ~、と思ってしまいました。 

コメント (2)
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