「バーティミアス」(ジョナサン・ストラウド著/理論社)3部作を読み終えました。
最近、出版されるファンタジーには「ハリーポッターを超える」といった見出しがついてることが多いのですが、「超える」かどうかはともかく、とても面白い作品でした。
それにしても、この作品。3冊とも分厚いんです!
ただテンポがとても良くて、物語の長さを感じさせません。
世界観&キャラクターも魅力的。物語の中心となる3人がそれぞれ一癖あるのですが、1冊ごとに成長していく姿も楽しめます。
ファンタジーや児童文学にありがちな、「良い子になるためのお説教」の残り香がありません。
また、物語内の『異世界』は、仏教の『空』や『無我』の思想に通じるところがあり、それも興味深く感じました。
なによりも潔いラストで、この作品が好きになりました。正直に言ってしまえば、1冊目と2冊目は「面白いけどねぇ」という程度だったのですが、これは完結編である第3部を読まないと、絶対に損!
「最後まで読んでよかった」と思わせる完結編です。
物語は最後が肝心。つくづくそう思いました。
■ 「バーティミアス」(ジョナサン・ストラウド著/理論社)3部作
・「第1部 サマルカンドの秘宝」
・「第2部ゴーレムの眼」
・「第3部プトレマイオスの門」
最近、出版されるファンタジーには「ハリーポッターを超える」といった見出しがついてることが多いのですが、「超える」かどうかはともかく、とても面白い作品でした。
それにしても、この作品。3冊とも分厚いんです!
ただテンポがとても良くて、物語の長さを感じさせません。
世界観&キャラクターも魅力的。物語の中心となる3人がそれぞれ一癖あるのですが、1冊ごとに成長していく姿も楽しめます。
ファンタジーや児童文学にありがちな、「良い子になるためのお説教」の残り香がありません。
また、物語内の『異世界』は、仏教の『空』や『無我』の思想に通じるところがあり、それも興味深く感じました。
なによりも潔いラストで、この作品が好きになりました。正直に言ってしまえば、1冊目と2冊目は「面白いけどねぇ」という程度だったのですが、これは完結編である第3部を読まないと、絶対に損!
「最後まで読んでよかった」と思わせる完結編です。
物語は最後が肝心。つくづくそう思いました。
■ 「バーティミアス」(ジョナサン・ストラウド著/理論社)3部作
・「第1部 サマルカンドの秘宝」
・「第2部ゴーレムの眼」
・「第3部プトレマイオスの門」