夏の絵を一枚ご紹介。
葛飾北斎の肉筆画『夏の朝』(『夏の朝図』・別名『鏡見美人図』)です。
これは『和樂』2005年11月号の特集記事「『夏の朝』の誌上展覧会」で紹介されていたものですが、一枚の絵の中に物語があるところが実に素敵です。
「夏の朝、旦那さんが起きてくる前に髪を直す若妻」というストーリー。
うなじの毛の一本一本、着物の縞模様ばかりか、金魚の泳ぐ白磁の水鉢の文様まで。なんて細かい仕事でしょう。
襦袢の裾にある菊の模様は、胡粉を使い、盛り上げるように描かれているのだそうです。
手に取って見ることができたなら、夏が過ぎても眺め続けてしまいそうです。
<追記 2016.01.25.>
・夏の朝 - 岡田美術館
箱根小涌谷の岡田美術館に収蔵されているそうです。
葛飾北斎の肉筆画『夏の朝』(『夏の朝図』・別名『鏡見美人図』)です。
これは『和樂』2005年11月号の特集記事「『夏の朝』の誌上展覧会」で紹介されていたものですが、一枚の絵の中に物語があるところが実に素敵です。
「夏の朝、旦那さんが起きてくる前に髪を直す若妻」というストーリー。
うなじの毛の一本一本、着物の縞模様ばかりか、金魚の泳ぐ白磁の水鉢の文様まで。なんて細かい仕事でしょう。
襦袢の裾にある菊の模様は、胡粉を使い、盛り上げるように描かれているのだそうです。
手に取って見ることができたなら、夏が過ぎても眺め続けてしまいそうです。
<追記 2016.01.25.>
・夏の朝 - 岡田美術館
箱根小涌谷の岡田美術館に収蔵されているそうです。