この筆致、最初の3ページほどで好きになりました。
『烏に単は似合わない』阿部 智里(文藝春秋)
京都の人は普通に読めちゃうかもしれないですが「烏(からす)に単(ひとえ)は似合わない」と読みます。
(「とりにたんはにあわない??」って読んじゃいそうですよねぇ?)
なんだろう懐かしい少女小説の香り。
集英社コバルト文庫とか講談社ホワイトハートとか、そんな甘さと瑞々しさ。
異世界にさらりと連れて行ってくれるところは小野不由美さんの『十二国記』シリーズ、華やかなジャパネスクは氷室冴子さんの『ざ・ちぇんじ』、古典では『落窪物語』を思い出しました。
でも、でも……これは、『第19回松本清張賞最年少受賞作』なのです。
けっして、前半を読んだだけで読むことを止めてはなりません。
最後まで読まずにやめてしまったら、もったいない!!
きちんと後半に「なるほど松本清張賞!」と唸ってしまう展開が待ってます。
男性も、表紙が可愛いからと言ってあきらめては損!書店でカバーでもつけてもらって下さい。中にはイラストはありませんから!
甘く優しい花の香りの中に隠されていた伏線を、後から見つけ直す楽しさが満載。
ホント、楽しみな作家さんだなぁ。今後の作品に、今からワクワクしてしまいます。
以下のリンクで立ち読みもできます。
・『烏に単は似合わない』立ち読みページ - 文藝春秋
ここにも既に伏線が!最後まで読んで、そして初めの初めから再読して楽しめる本です。
『烏に単は似合わない』阿部 智里(文藝春秋)
京都の人は普通に読めちゃうかもしれないですが「烏(からす)に単(ひとえ)は似合わない」と読みます。
(「とりにたんはにあわない??」って読んじゃいそうですよねぇ?)
なんだろう懐かしい少女小説の香り。
集英社コバルト文庫とか講談社ホワイトハートとか、そんな甘さと瑞々しさ。
異世界にさらりと連れて行ってくれるところは小野不由美さんの『十二国記』シリーズ、華やかなジャパネスクは氷室冴子さんの『ざ・ちぇんじ』、古典では『落窪物語』を思い出しました。
でも、でも……これは、『第19回松本清張賞最年少受賞作』なのです。
けっして、前半を読んだだけで読むことを止めてはなりません。
最後まで読まずにやめてしまったら、もったいない!!
きちんと後半に「なるほど松本清張賞!」と唸ってしまう展開が待ってます。
男性も、表紙が可愛いからと言ってあきらめては損!書店でカバーでもつけてもらって下さい。中にはイラストはありませんから!
甘く優しい花の香りの中に隠されていた伏線を、後から見つけ直す楽しさが満載。
ホント、楽しみな作家さんだなぁ。今後の作品に、今からワクワクしてしまいます。
以下のリンクで立ち読みもできます。
・『烏に単は似合わない』立ち読みページ - 文藝春秋
ここにも既に伏線が!最後まで読んで、そして初めの初めから再読して楽しめる本です。