『桜の下で待っている』
彩瀬まる(アヤセマル)
実業之日本社
表紙には懐かしい、白に緑のラインの「新幹線やまびこ」が、裏表紙には「新幹線はやぶさ」が描かれています。
5つの短編からなる、連作短編集です。
物語はどれも、東北新幹線から始まります。
「家族」「命」。
きれいごとだけではない「つながり」に悩むそれぞれの登場人物が、東北新幹線が巡るそれぞれの「ふるさと」で、小さくも大切な発見をし、それぞれの「悩み」を乗り越える一歩を踏み出していきます。
この夏も新幹線に数回乗ったのですが、この本を読んで、新幹線に乗り合わせる乗客もクルーも販売員も、いろいろな人生があるのだという、当たり前なことに気が付きました。
「『家族』や『ふるさと』も、悪くないな」と思える、読後感の良い1冊です。
そして、物語に出てくるあちこちへ行きたくなる「東北へのお誘い」本でもあります。
仙台の瑞鳳殿や、宮沢賢治の童話村や記念館も、夏井の千本桜も。
一番気になったのは、裏表紙にも描かれている、高さ25センチのソフトクリーム(なんと170円!花巻駅近くのマルカンデパートの食堂名物だそうです)。
食べてみたいなぁ。
彩瀬まる(アヤセマル)
実業之日本社
表紙には懐かしい、白に緑のラインの「新幹線やまびこ」が、裏表紙には「新幹線はやぶさ」が描かれています。
5つの短編からなる、連作短編集です。
物語はどれも、東北新幹線から始まります。
「家族」「命」。
きれいごとだけではない「つながり」に悩むそれぞれの登場人物が、東北新幹線が巡るそれぞれの「ふるさと」で、小さくも大切な発見をし、それぞれの「悩み」を乗り越える一歩を踏み出していきます。
この夏も新幹線に数回乗ったのですが、この本を読んで、新幹線に乗り合わせる乗客もクルーも販売員も、いろいろな人生があるのだという、当たり前なことに気が付きました。
「『家族』や『ふるさと』も、悪くないな」と思える、読後感の良い1冊です。
そして、物語に出てくるあちこちへ行きたくなる「東北へのお誘い」本でもあります。
仙台の瑞鳳殿や、宮沢賢治の童話村や記念館も、夏井の千本桜も。
一番気になったのは、裏表紙にも描かれている、高さ25センチのソフトクリーム(なんと170円!花巻駅近くのマルカンデパートの食堂名物だそうです)。
食べてみたいなぁ。