『白をつなぐ』
まはら三桃 著
小学館
毎年1月にある、全国都道府県対抗駅伝大会。
女子は京都で、男子は広島で開催されます。
私には京都、都大路を走る女子駅伝や高校駅伝のほうがなじみがあるのですが、男子のほうには母校の選手が出ることもあって、毎年リアルタイムでテレビを見ています。
『白をつなぐ』は、全国男子駅伝を舞台にした小説です。
社会人だけでなく、下は中学生から、高校生・大学生も、都道府県の名前を背負って、1本のたすきをつないで走る駅伝。
その大会前の合宿から物語は始まります。
当日走る選手だけでなく、指導者・補欠メンバーもだんだん紹介され、ちょっとした出来事から、それぞれの微妙な心の動きと抱えるものが見えてきます。
一人で走るのではない、年齢もバラバラな人たちがつながる競技を描く面白さでしょうか。連作短編集のようで、つながっている面白さ。「白」をつないで、物語は最後まで走ります。
緊張も不安も焦りも後悔も、そして喜びも伝わってくる、そんな物語です。
一人一人違うこと。
選手だけでなく多くの人が関わっていること。
「駅伝」は当日だけではないこと。
そんな当たり前のことを、今まで意識せずにいたことに気が付きました。
今年は、また違った気持ちで男子駅伝を見ることができそうです。
<関連リンク>
・天皇盃 全国都道府県対抗男子駅伝競走大会[ひろしま男子駅伝]
第21回大会は2016年1月24日開催。
・皇后盃 全国女子駅伝
皇后盃全国都道府県対抗女子駅伝競走大会のページ。
第34回大会は2016年1月17日開催。
まはら三桃 著
小学館
毎年1月にある、全国都道府県対抗駅伝大会。
女子は京都で、男子は広島で開催されます。
私には京都、都大路を走る女子駅伝や高校駅伝のほうがなじみがあるのですが、男子のほうには母校の選手が出ることもあって、毎年リアルタイムでテレビを見ています。
『白をつなぐ』は、全国男子駅伝を舞台にした小説です。
社会人だけでなく、下は中学生から、高校生・大学生も、都道府県の名前を背負って、1本のたすきをつないで走る駅伝。
その大会前の合宿から物語は始まります。
当日走る選手だけでなく、指導者・補欠メンバーもだんだん紹介され、ちょっとした出来事から、それぞれの微妙な心の動きと抱えるものが見えてきます。
一人で走るのではない、年齢もバラバラな人たちがつながる競技を描く面白さでしょうか。連作短編集のようで、つながっている面白さ。「白」をつないで、物語は最後まで走ります。
緊張も不安も焦りも後悔も、そして喜びも伝わってくる、そんな物語です。
一人一人違うこと。
選手だけでなく多くの人が関わっていること。
「駅伝」は当日だけではないこと。
そんな当たり前のことを、今まで意識せずにいたことに気が付きました。
今年は、また違った気持ちで男子駅伝を見ることができそうです。
<関連リンク>
・天皇盃 全国都道府県対抗男子駅伝競走大会[ひろしま男子駅伝]
第21回大会は2016年1月24日開催。
・皇后盃 全国女子駅伝
皇后盃全国都道府県対抗女子駅伝競走大会のページ。
第34回大会は2016年1月17日開催。