MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

きゃらぶき

2006年05月03日 | 料理&美味しいもの
 山蕗を買ってきました。
 「山蕗」とは言っても、田舎の山で取ってくるような固くて色の濃いフキとは違って、やわらかくアクも少ないのにビックリ。

 板ずりし重曹入りのお湯でゆでて水にさらし、息子たちと皮をむいて、太い部分は薄味のお出汁で「さつま揚げと油揚とフキの煮物」に、細い部分は「きゃらぶき」にしました。

 「きゃらぶき」って、漢字で書くと「伽羅蕗」なんですね。
 「伽羅」(香木)の色「伽羅色」(濃い茶色)に煮詰めたフキ料理だから「伽羅蕗」。
 ただし、薄口醤油で作ると「伽羅色」にならないので「フキの佃煮」といった感じでしたが、懐かしい味がしました。やっぱり本格的な「きゃらぶき」は「濃口醤油と水飴」を使うのでしょうね。

 楽しそうに皮むきを手伝う息子たちを見ていたら、佐藤さとるさんの
「だれも知らない小さな国(コロボックル物語1)」を思い出しました。
 また一度、田舎の山にフキをつみに行きたいものです。
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2 コメント

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ほんわか。 (JG)
2006-05-04 17:07:44
渋いなぁ。。素敵なことしてますね。

私の小さい頃母が作る物は、薄い色でした。

蕗のグリーンがキレイに残った薄口の煮物でした。その分蕗の匂いも強く、父はそれが好きだった見たい。

今なら私も。w
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>JGさん (ムーニー)
2006-05-05 15:49:19
煮物は薄口醤油のほうが、春らしい色が残ってキレイですよね。本当は「濃口・薄口・たまり」の3種類の醤油を常備したいところなのですが。(笑)



 ふきを煮たら、今度はワラビが食べたくなりました。

 都会では贅沢なものですが。
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