~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

梅干しさん

2010-06-28 19:01:59 | 日記
今年は、イスキアの梅干しを目指そうと、イスキアのスタッフの人に
山(森のイスキアのこと)まで電話を入れ、聞きながら漬けました。
私が、イスキアを訪れた時は、初夏を感じさせる日差しと爽やかな
風の中を、初女先生がお箸で一粒づつ梅を反していました。
イスキアを想う時、私の心に浮かぶのはこの風景です。
梅を干しているところには、二度ほど遭遇しているのですが、梅を
漬けるところは一度もみていません。
スタッフの方が書いて下さった、丁寧なレシピと、スタッフとの
電話のやり取りで、イスキアの梅干しを目指しているのですが、
講演会の準備の忙しい時と重なってしまいました。
梅を干さなければいけないのに、天気が悪くその上に仕事や講演会の
ことで、殆んど家に居ないときてます。
ちっとも干すことができず、いつも梅に一人でお留守番させている
ような、後ろめたさを感じていました。
今日、見たらなんと泡が少し出ているのです。
慌てて、梅を出し梅の漬け汁を濾しました。
梅に「ごめんね。ごめんね。」と言いながら…
お料理も時など、先生は決して心を離さないのに、私は忙しさに
かまけて、梅を漬けたままずっと、お留守番をさせてしまったのです。
イスキアの梅は、晴れて風がある時は何回でも干すそうです。
手を掛けられたうれしさと、あの心地よい自然の中にたっぷり居られた
ことの梅干しさんの感謝の気持ちが、あんなに美味しい梅干しに
なるのですね。
うちの留守番梅干しさんは泡をぷくぷくさせて、私に警告してくれたの
ですね。
ごめんなさい、梅干しさん。でも明日はスタッフの人と講演会の
最終打ち合わせなの。
どうか、泡ぷくぷくさせないで、お留守番していて下さいね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする