~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

傾聴と私

2013-02-28 22:39:57 | 日記
仕事で傾聴の講座を受けに行きました。

講師は臨床心理士の先生で、この先生のお父さんがアルコール

依存症で、ご家族が本当にご苦労されたそうです。

先生も、父親がそうだったから自分はこの仕事を選んだと思うと…

父親の葬儀の時は、喪主の自分が「父親は大嫌いでした。」と言って

ボロボロ泣いていたと話して下さいました。

痛みを知っている方なんだ、そういう方がこういう仕事に

就かれていることは尊いなーと思って、お話を聴いていました。

講座は色々な事例を話された後に、「貴方なら、こういう場合何と

言葉かけをしますか」と質問され、皆が思っていることを書き

そのことを、グループで話し合うという流れで進んでいきました。

これが、傾聴の一つの訓練のようです。

しかし、私はさっぱり書けないのです。いくら考えても、何と

言葉を掛けたらよいのか分からないのです。

しまいには、頭が真っ白になりました。

なぜだろう?と。思った時、この講師の先生も答えはその人が持って

いますと、初女先生と同じ様な事をおっしゃっているのですが

言葉かけによってその答えを引き出そうとする意図が、見えて

くるのです。

初女先生は「目の前にいるその人の身に自分を置き換え

苦しい時は苦しい思いで、嬉しい時は嬉しい思いで、

ともに悲しみ、ともに喜ぶという気持ちで聴いています。

人が自分の気持ちを語りだしたら、ただ聞いてあげれば

いいのです。

私はとにかく、人を受け入れ、自分の中で消化し、それから

自分の言葉として出していきたいと思っています。」と、言われて

います。

私はこの「傾聴」の違いに驚きを覚えました。

初女先生のお話を聴くお姿を、ずっと見てきたので、

このカウンセリングのような傾聴の訓練に、自分は圏外のような

気がしました。

そして、言葉かけの文章を何も書けなかった自分に、

これで、いいのだ!と、心の中です呟いていました。







































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































コメント (2)
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