~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

お米の息を感じる時

2013-02-26 22:35:59 | 日記
川越のおむすび講習会のお手伝いをさせて頂いた時、おむすびは

簡単じゃないと言った初女先生のお言葉に、まだまだ未熟な私が

どう伝えればいいのかな?ふわっとして口の中でほどけるけれど

崩れなおむすびは作るのも、伝えるのも難しいと思いました。

今日、偶然田口ランディーさんがイスキアで初女先生とおむすびを

結んだことを書いた文章と出会いました。

さすが、ランディーさんです。言葉で見事に初女先生のおむすびを

伝えていました。

  「ぎゅっとにぎると、お米が息が出来ないから息ができるように

   にぎるんです。

   お米のことを考えておにぎりをにぎったなんて

   生れて初めてだった。言われた通りお米が息ができるように

   と思う。すると何となく自分の手の「圧」を体が加減している

   お米の息について知っているのは、頭ではない。

   お米が息ができる「圧」を知っているのは、まぎれもなく

   私の身体と私の手だった。

   お米の息を思う時、私の息も生き返る。

   このようにして人は他を思い、その思いによって自分もまた

   生かされるのだ。」

               田口 ランディー

 
ランディーさんのこの言葉で、初女先生のおむすびの深さを

今まで以上に感じることができました。

初女先生、本当におむすびは簡単なことじゃないんですね。

だから、おむすびはソウルフード、魂の食べ物なんですね。

コメント
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