~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

星野道夫の世界

2014-06-10 22:27:54 | 日記
最近、新聞を開くのが気が重くてしかたありません。

悲惨な事件が後を絶ちませんし、国民を置き去りにして政治だけが

押し進んでる気がします。

この国はどうなったのだろうと、途方にくれる思いがします。

この重く淀んだ空気の中にいると、無性に星野道夫の世界を

旅したくなります。

星野道夫の本を読むと、魂が還る場所がそこにあると思える

からです。


 『人間の風景の面白さとは、

  私たちの人生がある共通する一点で

  同じ土俵に立っているからだろう。

  一点とは、

  たった一度の一生をより良く生きたいという願いであり

  面白さとは、そこから分かれてゆく

  人間の生き方の無限の多様性である。』


  『さまざまな人間の物語があるからこそ、

   美しいアラスカの自然は、より深い輝きに満ちてくる。

   人はいつも、それぞれの光を探し求める、

   長い旅の途中なのだ。』 

   
   『いつの日か自分の肉体が滅びた時、

    私もまた、好きだった場所で土に帰りたいと思う。

    ツンドラの植物にわずかに養分を与え、

    極北の小さな花を咲かせ、

    毎年春になれば、カリブーの足音が遠い彼方から

    聞こえてくる…

    そんなことを、私は時々考えることがある。 』

    
    『かけがえのない者の死は、

     多くの場合、

     残された者にあるパワーを与えてゆく。』

                     星野道夫
コメント
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