いつも、夜に臨書をしようと思うと疲れて出来ないので、
それじゃあ朝だ!と思い今朝は4時半に起きて5時から
筆を持ち書きました。
6時半から朝食とお弁当を作り、洗濯・掃除・風呂掃除
あっという間に時間が経ち、自分が朝食を食べてない
ことに気がつき、慌てて食べようとした時、ふと
こんなにバタバタしていてはいけない、と思い
キャンドルを灯したのです。
すると、その途端に時の刻みがゆっくりとなり
心が落ち着いてきたのです。
人間は火を見ているだけで、心が穏やかになるの
ですね。
火の持つ力でしょうか。
昔の人は、かまどの火が生活の中心にありました。
でも、私たちはいつの間にか火から離れた生活を
しています、それが不自然とも思わずに…
オール電化の生活だったら、家の中で火をみることは
なくなります。
火があったから、人類を生きのびて来られたはずなのに
21世紀は、火のない生活が当たり前になっていくので
しょうか…
キャンドルに灯した火を見ていると、心に火を灯す
ということが、何となくわかってきます。
初女先生も火がお好きでした。
森のイスキアの小さな森の中に、調理が出来る
ストーブを置かれたのですから
それは、長い間の初女さんの憧れだったようです。
初女さんに焚き火をしましょうと言われ、
夜のイスキアの庭で、何も語らずみんなで火を
見ていたこともありました。
火はそれだけで心を温めてくれました…
キャンドルの小さな火も、灯すだけで時の刻みが
ゆっくりとなります。
火を見ているだけで、心が回復していきます。
火が、こんなにも心と結び付くものとは
今の今まで知りませんでした。
時々、キャンドルの火を唯見つめる
そういう時間を作りたいと思いました。