テレビを観ていたら、「急事態宣言が解除
されたら何をしますか」という質問に
”外食がしたい””旅行に行きたい”という声が
あちこちで上がっていました。
その時、ふとホームレス支援を長年している
奥田知志さんの顔が浮かんできました。
奥田さんは、ホームレスの人達と
いつもは一緒に食べているのに、このコロナで
お弁当を配るだけで、共に食べることが
出来ないと、残念そうに言っていたのです。
私はそれを聞いて、奥田さんは本当に
分かっている方なんだな~と思いました。
初女さんは、食べることをとても大事に
してきた方です。
その初女さんが言っていたのが
「おいしいものを食べるのではなく、
おいしく食べることが大事。」と…
おいしく食べるとは、一人で食べる事では
ありません。
お弁当をもらって、公園の片隅でひとりで
食べる…
それではお腹は一杯になっても、
心は満たされません。
私たちも、コロナで家族で食べるという
時間を与えられたのですから
一緒に食べるということを、もう少し大事に
考えてもいいんじゃないかな~
初女さんは書いています。
『一緒に食べることは、深いところで
こころが通い合えるのです。
おなかが満たされてくると、
自然に感謝の気持ちが湧いてきて、
次には、他人に何かしてあげたく
なるもののようです。
佐藤 初女』