今朝、新聞を手にした時、目に飛び込んで来た
タイトルが”コロナ禍アイヌが投じる光”
”自然を敬う生き方”でした。
そして、その横に宇梶静江さんの凛とした
姿が載っていました。
アイヌの言葉で始まる文章を読んだ時、
宇梶さんが歌うアイヌの子守唄を
思い出しました。
宇梶さんは「自然と矛盾して生きて来た
現代人は多い。
今、生き方や考え方を変えなければ、
ウイルスはもっと知恵をつけて
人類を襲うだろう」と警告しています。
そして「人間とは何か、人間らしい
生き方とは何かが問われている。
自然と向き合うアイヌ民族は、地球が抱える
困難に光を投げかけることができる。
その光は、世界3億人の先住民の光でもある。
お互いの立場を理解し、認め合う。
そんな未来の始まりにはできないか」と
語っていました。
宇梶さんの言葉に触れて、直観的に
今読むべき本は「虹の戦士」だと思いました。
何年ぶりかで手に取った「虹の戦士」
巻頭に吉本ばななさんの言葉があり
この本の巻末にある祈りを、ばななさんは
小学校1年生の時に暗記し、寝る前に
いつもとなえていたというのです。
まえがきの翻案者である北山耕平さんの
文章を読んで、びっくりしました。
1999年に出版されている本ですが、
そこに書かれているのは、
このコロナ禍の今を言い当てていると、
言っていいような文章なのです。
友人が言ってました。
世界中がひとつの体験をしていると…
今、人類が大きな気づきのチャンスを
宇宙から頂いているかもしれません。
私たち人類にとって、この地球上の
あらゆる生命にとって、一番大事な
ことは何かを…
このアメリカ・インディアンによって
伝えられてきた「虹の戦士」に、
そのこたえがあるかもしれません。
今こそ「虹の戦士」を…