~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

私たちの国の民主主義を眠らせてはいけない!

2020-05-13 10:30:27 | 日記

コロナの感染が世界中に広がり、

コロナの危険と共に、私たちに本質的な

ことが問われている気がしています。

緊急事態宣言が出て、移動の自由や経済活動の

制限により、今まで見えて来なかったものが

浮き彫りになってきたように感じます。

あまり普段は考えることがない

”民主主義とはなにか”というのも、

突き付けられた気がしました。

メルケル首相は『「開かれた民主主義が

意味するものは、私たちが政治的決定を

透明化し、説明すること、できる限り

私たちの行動の根拠を示し、それを伝える

ことで人々の理解が得られるように

することです。」

「私たちは民主主義国です。

何かを強いられるのではなく知識を共有し、

活発な参加を促すことで繁栄します…」』

メルケル首相のこの言葉を読んだ時

私たちの国、日本は今はたして民主主義の国と

言えるのだろうかと思ってしまいました。

このコロナ禍の中で、今週末にも採決して

しまおうとしている”検察庁法改正案”

これも数の力で、通ってしまうんだろうな

と、諦めていましたが、ネットデモという

新しいものが生まれていました。

30代女性が投稿した

”検察庁法改正案に抗議します”の

ハッシュタグが瞬く間に広がり

12日夕時点で900万件に及んだそうです。

これは、ただの公務員の定年延長という

問題ではなく、民主主義の根幹である

三権分立を揺るがすことにつながりかねない

ことなのです。

法案が成立したら、65歳以上の検事総長や

63歳以上の検察幹部が役職に留まるかどうか

内閣・法相の判断に委ねられるのです。

政治学者の姜尚中氏は、「コロナでこの国の

忖度政治の弱さが出て来た」と言って

いました。

この改正案が通ったら、忖度政治が力を

増すことにもつながると思います。

安倍政権は、様々なことを明らかに

しないでやってきました。

そして、私たち国民は、経済さえ良ければと

目をつぶってきたのです。

投稿した女性は「今は政治が私たちを

監視している感じがして。

私たちが政治を監視する、動かすんだ、

と思い出して欲しい」と訴えてました。

これは、私たちの国の未来にも、大きく

影響することです。

子ども達に「どうしてあの時、反対

しなかったの」と問われた時に

「コロナで大変だったから」という

言い訳はできません。

ひとりの女性の投稿に、これだけの人たちが

声をあげたということに、希望を感じます。

日本人は、奥ゆかしい民族とも

言われたりしますが、黙っていることは

黙認することになるのです。

国会議事堂前で、シールズの若者たちが

議事堂前に集まった人たちに

「民主主義ってなんだ」と呼びかけ

人々が心を一つにし「民主主義ってこれだ!」

と応えた、あの日が蘇って来ました

私たちの国の民主主義を眠らせてはいけない!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする