奥田知志牧師のzoom講演会を聴き
胸が熱くなりました。
奥田さんは、ホームレスの人たちに寄り添い
続けて来た方です。
コロナで自粛が始まってから、電波を通じ
人の心の深さと温かさを感じたのは
初めてだった気がします。
奥田さんは、大規模災害の時は今まであった
社会の問題が出て来ると言われ、一端崩れると
とめどなく崩れていくと…
確かに格差社会や差別、生活困窮など
色々な問題が今噴き出しています。
それが、果たしてこのコロナ後に
復帰したい社会なのでしょうか…
奥田さんは
ステイホームと言われ、家にいられたのは
アウトホームで頑張って働いていてくれた
人達がいたからステイホームが出来たのだ。
人は一人では生きていけない。
けれども、”自己責任”
”他人に助けてといえない”
自己責任でほったらかされる時代を
つくってしまったと…
そして、コロナでトイレットペーパーが
無くなったのは、私たちの中から他者が
いなくなり、自分だけがよければいいという
コロナ以前の私たちの世界が露出したと
言われてました。
他者の痛みを自分の痛みとして、
感じられるのは自分の中にどれだけ他人が
いるかだと…
私たちは、コロナで命を失うかもしれない
ということにびびったんだと…
相模原の障害者施設で犯行を犯した
植松被告は”生きる意味のある命”と
”生きる意味のない命”と命を選別して
犯行に及んだのです。
このコロナで、私たちは
”生きていることに意味がある”と実感しました
コロナ以後の社会は助けてといえる社会に!
自分のことが出来たら、他人のことをと
思う人が多いが、人間は他者の中に
自分を見いだしていくのだと…
きずな(絆)はきず(傷)を含む
共に生きていくのは、大変だけど
不幸ではない。
相模原の事件で犠牲になった方のお母さんが
確かに大変だったけれど、不幸じゃなかったと
言われたそうです。
大変イコール不幸ではないのです。
大変と不幸を取り違えてはいけない。
どんな命も、生きることに意味があると
奥田さんは、静かに熱く語っていました。
奥田さんのところに、国民に支給される
10万円を、「まだ、届いていないが
自分は困ってないので、今必要でしょう」と
持って来てくれた人がいたそうです。
聖書の「 光は闇の中に輝いている。
闇はこれに勝てなかった。」という言葉と
五木寛之さんの「朝顔は夜明けに
咲くのではなく冷たい真夜中、夜明け前の
闇の中で咲くのです」
という言葉を引用された後
奥田さんは、「希望は始まっている。
変わり始めている。
コロナの闇の中で、いろんな花が咲こうと
していると言われてました。
奥田さんは家から支えようと
1憶円のクラウドファンディングを立ち上げ
ました。
全国にある空き家の活用を考えているようです。
一人の寄付の金額ではなく、どれだけの人が
参加したかが、大事だと言ってました。
生きていることに意味がある!と誰もが
実感出来る社会を!
闇の中で光を感じた奥田さんのお話しでした。
箇条書きの様になってしまい
上手くまとめられなかったけれど、
奥田さんの放つ光が感じてもらえたら
嬉しいです。