何年経っても息子の命日が近づいて来ると
気持ちが沈みます。
最初の数年は、夏から秋に空気が変わった
だけで、落ち込んでいました。
でも、今日いいことがありました。
朝の坐りの最中に、突然気づきが来たのです。
分からない、分からないと思っていたことの
こたえが、向こうから来たのです。
びっくりしてKさんに電話すると、Kさんの
息子さんの命日も、なぜかうちの子と同じ
10月27日なのです。
kさんが、「子どもの命日の前って
必ず気づきが来るのよ~」と、言うのです。
息子たちが「お母さん、気づいて大事な
ことだよ」と、伝えに来てくれるのかも
しれません。
私が、最近思うことは、生きて行く上で
方向が大事だということです。
初女さんのように生きられなくても、
初女さんと同じ方向を向いていたら
それでいいんだと思うのです。
半歩進んだら、方向が同じなら半歩近づける
状態になるのですから。
私は、子どもを亡くし後、毎日泣き続けて
いました。
その時「涙が枯れるなんて嘘だ」と思いました。
泣いても泣いても涙は次から次へと出て
来るのですから…
人体の50%から70%が水なのだから、
枯れるはずがないです。
毎日、泣いていたけれど”悲しむ方向”が
合っていたら大丈夫!って勝手に思って
いたんです。
そうしたら、初女さんに巡り合えたのです。
自分が、どの方向を向いているかが重要で
方向さえあっていたら大丈夫!
今朝、息子からもらった、一生ものの
気づきを、今度は実行して行かなくては…
10月は深い深い月です。