フランクルの言葉

今日は6月1日。

1日は、初女さんの月命日なので姿勢を

正される気がします。

月の初めに、そういう気持ちになれることは

初女さんに感謝です。

今日、ルーズベルトの『どんな理由があっても

決して人生に背を向けてはいけません』

という言葉に出会い、自分と重なりました。

子どもを亡くした後、「なぜ？」

「なぜ、私は子どもに先立たれたの？」

と繰り返し自分に問うていました。

あまりの苦しさに、この苦しみから

どうやった抜け出せるか、楽になれるかと、

もがき苦しみ、ぼろぼろになり、

そして、出た結論が誰にも助けてもらえない

逃げることも出来ない、腹を決め向き合って

行くしかないということでした。

その後に、ビクトール・フランクルの言葉に

出会い、目が開かれた気がしました。

『人間が人生の意味は何かと問うに先立って

人生のほうが人間に問いを発してきている。

だから人間は、ほんとうは生きる意味を

問いを求める必要なんかないのだ。

人間は人生から問われている存在である。

人間は、生きる意味を求め人生に問いを

発するのでなく、人生からの問いに

答えなくてはならない。

そしてその答えは、人生からの具体的な

問いかけに対する具体的な答えで

なくてはならない』と言っているのです。

強制収容所という極限状態のようなところを

生きて来たフランクルの言葉は、

私の苦しみを変換してくれたのです。

私は今、具体的な答えを見つけつつあります。

それは、何になるとか、何をするとか

そういうことではなくて、とてもシンプルな

ことでした。

生きるとは、とてもシンプルなことだったと

やっと気がついた私です。