~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

イスキアの集い~10年

2014-06-13 21:21:33 | 日記
明日は、10回目のイスキアの集いです。

イスキアの集いの前に、映画と講演の集いをやっているので

初女先生の講演会を東京で開催して11年となります。

この11年を振り返ってみると、若い方が圧倒的に増えたという事

そして、以前は自分の悩みや苦しみを初女先生に聞いてもらいたい

という人が多かったのですが、震災以降は初女先生の生き方に、

自分の生き方を見つけようとしている、若い人が本当に多く

なったという事。

初女先生もこの変化を肌で感じ取っておられるようです。

ですから、先生の伝えたいという思いも、より強いものと

なって来ています。

そして、11年経っても変わらない事は、誰もが来た時と

帰る時の顔が、まるっきり違うという事。

帰る時は、皆さん明るい顔になり、希望の眼差しを

しています。

初女先生の伝えたいことは、この11年一貫しているのに、

受け取る私達は、自分の心のありよう、内なる成長に

よって、響くところが変わってくるのです。

本当に「出会いは未来をひらく」なのです。

明日、10回目のイスキアの集いでは、どんな出会いが

あるでしょうか…

今年も受付嬢(?)をさせて頂く私は、初女さんと

皆さんとの出会いの場にいられることが、この上もなく

幸せです。

今回の演題は「すなおに生きる」です。

私の名前、直(すなお)が演題になっているのですから

心して聴かなくては…

先生のモットー「明るく、素直に、感謝して」を心に

受付嬢を頑張りまーす!

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参った~

2014-06-11 21:28:53 | 日記
友人に「直さん、田口ランディさんの『サンカーラ』を読んでみて」

と、言われたので早速取り寄せ、昨日から読みだしました。

今日、「書」のお稽古に行く途中読んでいて、脳天くい打ちに

あったよう気持ちになりました。

ランディさんの真っ直ぐな言葉に、私の肉体の肉が剥がされて

行くようでした。

思春期の頃の私は、自分も周りも全て「?」で世の中を見て

いました。

それは、思春期特有のものの見方だと思っていました。

自分は、何んなの?と自分探しをしていた時期もありましたが

子育ての忙しさの中で、その問いも消えて行ってしまいました。

それからは何かあると、「自分を信じて!」という言葉に

励まされ、私自身も「信じて進む!」と言ってきました。

それが、『サンカーラ』を読んだら、ランディさんに

「自分を疑え!」と、言われたような衝撃を受けたのです。

その衝撃を引きずったまま「書」のお稽古に行くと、先生が

「書は仏教から生まれたものだから、自分を無くさなければ

本当の『書』は書けないと思うの。先ず、自分を疑ってみる

ことね」と、言われたのです。

私は。更なる脳天くい打ちとなったのです。

参った~。参ったけれど、今私が「サンカーラ」を

読むことも、きっと必然なんだと思えるのです。

人生後半、再びの自分探しが、始まろうとしているのかも

しれません。

田口ランディ、参った 参りました…











































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星野道夫の世界

2014-06-10 22:27:54 | 日記
最近、新聞を開くのが気が重くてしかたありません。

悲惨な事件が後を絶ちませんし、国民を置き去りにして政治だけが

押し進んでる気がします。

この国はどうなったのだろうと、途方にくれる思いがします。

この重く淀んだ空気の中にいると、無性に星野道夫の世界を

旅したくなります。

星野道夫の本を読むと、魂が還る場所がそこにあると思える

からです。


 『人間の風景の面白さとは、

  私たちの人生がある共通する一点で

  同じ土俵に立っているからだろう。

  一点とは、

  たった一度の一生をより良く生きたいという願いであり

  面白さとは、そこから分かれてゆく

  人間の生き方の無限の多様性である。』


  『さまざまな人間の物語があるからこそ、

   美しいアラスカの自然は、より深い輝きに満ちてくる。

   人はいつも、それぞれの光を探し求める、

   長い旅の途中なのだ。』 

   
   『いつの日か自分の肉体が滅びた時、

    私もまた、好きだった場所で土に帰りたいと思う。

    ツンドラの植物にわずかに養分を与え、

    極北の小さな花を咲かせ、

    毎年春になれば、カリブーの足音が遠い彼方から

    聞こえてくる…

    そんなことを、私は時々考えることがある。 』

    
    『かけがえのない者の死は、

     多くの場合、

     残された者にあるパワーを与えてゆく。』

                     星野道夫
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シンプルに生きる

2014-06-08 11:41:48 | 日記
人は、大変な事を乗り越えた時に、大きな気づきを頂くと言います。

新聞に、脚本家の北川悦吏子さんの記事が載っていました。

北川さんは「あすなろ白書」「ビューティフルライフ」など、

様々な恋愛ドラマを生みだし、「恋愛の神さま」と言われている

方だそうですが、学生時代から病弱で、2000年には国の難病指定の

病気を発症し、入退院を繰り返し様々な代替療法を試み、やっと

日常生活を取り戻したのも、つかの間12年には新たな病魔に

襲われ、放射線治療を受け、現在は経過観察中だと言います。

その北川さんが「病気に身を置くと、それまで無駄と思えていた

日常の些細なことも輝いて見えた。

入退院を繰り返していた頃は、家に帰って洗濯出来るだけで

幸せを感じ、料理で家族が喜んでくれることも幸せでした。

病気で辛かったことを思い出すと、今でも些細な事で多幸感が

押し寄せてくることがあります。

娘は『ママは幸せ病だね』と言います。

今は、ただシンプルに生きることがすばらしい。」と、語って

いました。

私の友人で、1年以上も痛みに苦しんでいた人が

「病気をして、生きるってシンプルな事なんだと解った」

と、言っていました。

人間は、他の生きものに比べ、大脳が異常に発達したが為に

常に、色々と考えてしまい複雑にしていますが、

生きるとはシンプルなことなんだ!と、辛い病気を体験した

2人の方に教えられました。

シンプルな生き方が、幸せ多き人生となると…
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夢のお告げ

2014-06-07 22:16:27 | 日記
つい最近「直さん、寝る時はなるべくピンク色のパジャマを着た方が

いいわよ」と言われました。

色の持つパワーとかいう話しからだったと思いますが、どんな色に

包まれて眠るかなんて、意識したことがなかったので、

成る程と思いました。

私は、疲れ果てて眠ることが多いので、あまり夢もみないけれど

夢は自分の意識下なのか、そうではないところから来るのか

「夢」には魅かれるものがあります。

田口ランディさんの本に「夢のお告げ…」なる文章が載って

いて、心に留まりました。

戸隠神社を参拝した後にみた夢だそうです。

「戸隠に着いた晩におもしろい夢を見た。

夢の中に19歳くらいの少年が登場する、その少年が

こんな事を言うんだね。

『やって来るものを受け止めながら手放していけばいいんだよ。

どんなものでも自分にやって来るものはプレゼントだ。

受け止めて手放せばいい。そうしていくと、受け止めた

衝撃で流れが起こって自然にあるべき方に流れていく。

自分でありながら、でも流されろ。

自分の外から来るものは、全部、プレゼントだ」

目覚めて、なるほどなあ、と思った。』

すごい夢のお告げです。

こんなお告げ、私にはこないなー

さすが、田口ランディさん!

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いまを生きる

2014-06-06 22:45:30 | 日記
教員試験の面接の練習をしている息子が、何で教師になりたいのか

と聞かれたら、『いまを生きる』を伝えたいって言っちゃおうかな。

by佐藤初女って…と言って笑ってましたが、

私は、あーこの子の中にも「いまを生きる」が刻まれているんだ。

と思いました。

自分でも「俺は元気だけが取り柄」と言っていた長男が

突然倒れ、一言も言葉を交わさぬまま逝ってしまったことは、

生きるとは、1分先も1分後も無く、今この時なのだ!という

ことを、私は、細胞レベルに刻みこまれたような気がします。

兄が亡くなった時、小学3年生だった息子ですが、お兄ちゃんが

いのちをかけて伝えた、「生きるとは今この時」という

メッセージをしっかり受け取っていたようです。

誰も、いのちが永遠なんて思っていません。

でも、明日が来るのが当たり前だし、未来はずっと先まで

あるように思っています。

自分の明日が突然断ちきられることなんて、考えられないし

考えたくないし…

でも、現実には生きるとは「今・いま」しかないのです。

そのことを頭ではなく、体験させられたことは

とてつもなく苦しかったけれど、それが私達にとっての

財産となっています。

そう、お兄ちゃんからの最高の贈り物かもしれません。

「いまを生きる・by佐藤初女」を、伝えたい!

それは、お兄ちゃんの「いまを生きる」でもあるよ…

頑張れ!!



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いのちがよろこぶこと

2014-06-05 19:42:10 | 日記
昨日は、久し振りにKさんのところへ行ってきました。

10年前に、初女先生の講演会を東京でやろうということになり

初女先生がお声をかえて下さった人達が集まった時に、Kさんが

いたのです。

初めてお会いした時、お互いに以前どこかでお会いしてませんか

と、言ったほど、懐かしい感じがしたのです。

Kさんと会う時は、魂のオーバーホールに行く気持になるの

です。

話していると、必ずとても大事な気づきを頂くのです。

Kさんが「トラウマは気づきによって消せるし、それが光に

なるのよ」と言われた時、私は「うちは主人の両親も2代

続けて子供に先立たれているの。

だから、息子にも同じことがあるのではと、それがトラウマに

なっていたけれど、『生は死に支えられ、死は生に支えられる』

と、気づいた息子は、そのトラウマを断ちきったのね。」と

思わず大きな声で言ってしまいました。

Kさんは「気づいた時に断ち切れるの。」と言い

そして、「あのね、いのちがよろこぶことをすればいいのよ。

『いのち』に、どの『よろこぶ』という漢字が合うか

色々組み合わせてみたけれど、どれも合わないの。

喜でも悦でも歓でも慶でもないの。『いのち』には

仮名の『よろこぶ』なのね。」と言うのです。

私も頭の中で組み合わせてみると、漢字だと、それ自体が

意味を持ちすぎる気がしました。

Kさんは「いのちがよろこぶことをすると、人って

幸せを感じるのよ」と、深い眼差しを私に向けて

くれました。

しあわせになるのは条件じゃなくて、いのちがよろこぶ

ことをすればいいんだ…

初女先生の「行動して下さい」のお言葉の底にあるのは

「いのちがよろこぶ」ことなんだ!と、すとんと心に

落ちました。

kさんと会って帰る時は、いつも若返ったみたいに

元気になるのです。

「そうか、この出会いも『いのちがよろこぶ』 出会い

なのだ」と、合点がいきました。

もう、トラウマだって怖くないぞ!

魂のオーバーホールをして、また新しい明日の始まり

Kさんから「それでは、ごきげんよう。またの日まで」

というメールが来ました。

「有り難う、あなたに会えて、わたしのいのちが

めっちゃ よろこんでます。

ごきげんよう。また会う日まで…」

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生は死に支えられ…

2014-06-03 22:56:54 | 日記
「生は死に支えられ、死は生に支えられる」

これは息子が言っていた言葉です。

9歳の時に兄を亡くし、あれからずーっと「死」と向き合ってきた

21歳の息子の言葉です。

苦しみの末に、大切なことに気づいたんだなと思いました。

彼も、兄を探し続ける旅をしていたのです。

中学の頃は、天国の兄に届かないメールを送っていたようですが

兄を求める孤独の時間の中で、兄からのメッセージを感じられる

ようになったのかもしれません。

自分の生が兄によって支えられている…

それが、「生は死に支えられる」という言葉になったのでしょう。

初女先生は「亡くなった人が生前望んだように生きることが

いちばんの慰めになります」と言われています。

これは亡くなった人のいのちを生かすという意味でも、

言葉をかえれば「死は生に支えられる」と、なるのかも

しれません。

私は、若い頃はいのちは自分のものだから、自分が

好きなように生きる!と、言ってました。

なんという浅はかなことでしょう。

息子が、兄の死と向き合ったことは、「いのち」と

向き合うことだったのです。

これもまた、天からの贈り物でしょうか…

今日は初女先生の息子さんの命日です。

支えられる「いのち」を実感した今日と言う日でした。
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ありがとう

2014-06-01 23:53:41 | 日記
息子の3週間の教育実習が終わり、何だか又少し大人になった様な

眩しさを感じています。

教育実習では、授業が終わると無記名で生徒に感想を書いて

もらっていました。

「こんなことするの俺ぐらいだよ。結構怖いんだけどさ」と

言いながら…

私もその感想を読ませてもらい、うちの子は思ったより度胸が

あるかもと、思いました。

でも、最後の日には何クラスもから、子ども達の色紙をもらい

泣きそうになったと、感激してました。

初女先生が、「自然によく育っているね」と、言って下さった

事がありますが、こんなに素直に育っていたとは気がつき

ませんでした。

子どもの色紙に「山崎先生は、毎回ありがとうを言ってくれた」と

書いてありました。

教員試験は、倍率が高く難しいと言っていましたが、

頑張る力を子ども達からもらって来たようです。

今日は、横須賀に吉本のお笑いが来たので、二人で行って

来ました。

息子のお笑い好きが、教育実習でも生きたようです。

久し振りに、二人で外食をしたので

私は、言おう言おうと思っていたことを、やっと口にしました。

「本当によく育ってくれたね。有難う!」

もっと、気が効いたことを言いたかったけれど、この言葉が

精一杯でした。

大きな悲しみを乗り越えて、前を向いて歩いてくれていた

息子に有り難う…
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