~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

森のイスキアにて

2016-10-06 18:41:48 | 日記

初女先生が亡くなってから初めて訪れる森のイスキア…

湯段温泉から歩いて行くと、イスキアの大きな石の

向こうに、三角屋根の森のイスキアが見えてきました。

「あっ!イスキアだ」と思った瞬間、涙が溢れて止まらなく

なりました。

どこかで、初女先生の姿を探している自分がいるのです。

ドアの向こうで、いつも迎えてくれた初女さんの姿が

今はないのです。

その当たり前のことが、悲しくてイスキアの中に

入っていけないのです。

外でひとしきり泣いて中に入ると、先生の座っていた

台所の椅子が、主を待っているかのように

置いてあり、それを見たらまた涙が…

先生のお部屋に入ると、先生の座っていた椅子と机が

このお部屋で、二人きりでお話ししたことを思い出したら

又しても涙が溢れてしまいました。

極めつけは、お風呂でした。

いつもお湯が溢れていたお風呂は、石棺のように

なっているのです。

初女先生の思いの籠ったお風呂は、先生の死と

共に、その役目を終えたことを告げているよう

でした。

イスキアに行って、自分がこれほで泣いてしまうとは

思ってもいませんでした。

初女先生に「直さん、泣かなくなったね」と言われた私が

また、泣き虫になってしまいました。

でも、この後の初女先生のお誕生日を祝う礼拝で

その場にいた全員が、確かに初女さんの存在を

感じたのです。

そう、確かに初女さんは私たちと共にいて

下さったのです。

明日、そのことを書きます。

    

 

 

コメント (2)
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