~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

初女さんからの宿題?

2016-10-08 17:18:46 | 日記

初女先生の写真展から戻り、ずっと私の心から離れない

写真があります。

会場に入ってすぐ左手にある、大きな写真

吉田 俊雄さんの写真

「どの位置に立っても、初女さんと目線が合うのよ」と

集英社のTさんが教えてくれました。

この写真を観た瞬間に涙が止まらなくなりました。

何度観ても、この写真の前に来ると涙がこぼれるのです。

帰って来ても、この写真の先生がいつも心にあるのです。

なぜだろう…と思っていると、ふと初女先生からの

宿題が心に降りて来たのです。

会場で買った雑誌「kotoba25号」に若松英輔さんが

書かれた「いのちの火を灯すもの 佐藤初女」を

何度も読み返しました。

やっぱり、そこか~

先生の最後の本である「いのちをむすぶ」は

どれくらい読み返したかわかりません。

その中で、わたしの中でいつも課題のように残る

言葉がありました。

それが、若松さんの本の中でも書いたあるのです。

 『ことばだけで考えているうちは本物ではないんですね

 とかくことばを主にすると

 行いはあとまわしになってしまいがちです。

 気づきがあったら動きます。

 あなたのそばの大事な人に伝えてください。

 心の奥にはことばを超えたいのちの筋があります。

 ことばを、超えなければね。 』

この中の「いのちの筋」が心から離れません。

命ではない「いのち」があるように、私には

思えるのです。

20年近く前から、そのことは心にあるのですが

あまりに難しくて…本当はとてもシンプルなことかも

しれないのですが、それを分かるには無理かもと

諦めていたのですが、心から離れない先生の写真が

「直さん、大切な事から目を背けてはいけません」と

言っている気がしたのです。

若松さんの文章を読み、これは初女先生からの

宿題かもしれないと思えたのです。

田口ランディさんが、初女さんから「ことばを超えてね」

という宿題を頂き、何年も向き合ってこられたように…

「いのちの筋」

初女先生の言われる「いのちとは何か」

これは天国の先生からの一生ものの宿題かも…

先生は、「原点に返ったつもりで、弘前の自宅で

訪ねてみえる方々をお迎えして、いのちを伝える

活動を続けています。」と『いのちをむすぶ』の

あとがきに書いています。

「いのち」 …

コメント (2)
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