世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

ポーラースター・システム・40

2017-07-09 04:12:49 | ポーラースター・システム

慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。
万有の主、アッラーにこそ凡ての称讃あれ、
慈悲あまねく慈愛深き御方、
最後の審きの日の主宰者に。

クルアーン・開端章


  ☆


残念ながら、クルアーンにムハンマドの言葉はかけらも残ってはいない。これはムハンマドではなく、彼の後にいきた王たちがなしたものである。

故にその語句の中には、人間を思うままに支配したい馬鹿のエゴの隠喩にあふれている。

アクエンアテンの唱えたアテン神は、愛の隠喩だったが、クルアーンにあるアッラーの神は、実に、エゴの隠喩なのだ。人間を馬鹿にして、永遠に自分だけに隷属し奉仕するものにしたいという、馬鹿の永遠の願望が凝結したものなのである。

これははっきり言って、エホバ神よりひどいものなのだ。詐欺に等しい。

ユダヤの唯一神エホバは、人類の恐怖が生み出したものだった。だがアッラーは、強引にでも自分を一番偉いものにしたいという、ある人間の愚かな願いから発したものなのだ。馬鹿が、あふれるほど嘘をついている。なんでもしている。嫌なことなどとは考えてはいない。自分が偉くなるためには、どんなことをしても、何も呵責など感じない。

そういう人間が、一切をやったというものが、クルアーンというものなのだ。

故にこれを信じたものは、アッラーに絶対に支配されるのである。反逆することなど許されない。個人の思想や考えなど一切主張してはならない。絶対的な権力者の前には、ネズミのように小さくなり、馬鹿になり、芥子粒ほども価値のないものに成り下がり、なんでも言うことを聞かねばならないのだ。

テロリストというものは、実にこういう神の下に生まれた人種なのである。

人間といものを、完全に傀儡にできるからだ。

ムハンマドは、勇の天使だった。無学文盲だったが、高い愛と勇で人を導き、愛の理想を秘めた旗印として、唯一神アッラーを掲げた。だがそれを、のちの馬鹿な人間が、自分のエゴの欲望を保証する理屈として、大げさに偉いものにし、完全に意義をすり替えたのだ。

愛の下では、人は生き生きと自分らしく生きられるはずだ。だが、イスラームの世界では、それは実に難しい。常に、心を、アッラーに支配されるからだ。

誰もそれに逆らえない、永遠の独裁者だ。

このきつい誤謬は、必ず改められねばならない。




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