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おまえはクビだ。
ドナルド・トランプ
☆
アメリカ史上、いや人類史上最低の大統領の言葉である。いや、実に、誰か彼にあれを言って欲しいと思う言葉だね。
アメリカの法律ではこれを言えるやつはいないが、権限はないまでも、言っていいことと悪いことがあるというレベルではなく、言えることができそうな雰囲気があるのがなんとなくおぞましい。誰かが言っても、ほめそやしはしないものの、じっくりとうなずくことだろう。
ドナルド・トランプはまだ一応肉体存在は生きているが、霊的存在としてはもう死んでいる。馬鹿が大統領になったら、大変なことになったので、その人生の本霊がすぐに逃げたのだ。ゆえにあの存在は今、ほかの霊がほとんど無理矢理動かしているのである。
まさに傀儡だ。ケンタッキー・フライド・チキンの前に立っているあの爺さんの像とほとんど変わりない。いや、物を言わないだけケンタッキーじいさんの方がましだ。
あれが、この世界で最も進歩しているはずの、民主国家が選んだ大統領なのである。
繰り返し言っていることだがね、トランプの本霊は、片田舎で掃除夫をするくらいがちょうどいい霊魂なのだ。それが盛大に霊的盗みをやって、アメリカの大統領にまでのし上がったのである。あんなものがトップにきてはアメリカに何が起こるかわからないと、わたしは選挙中から危機を叫んでいたのだが、アメリカ国民は実際、彼を選んでしまったのだ。
いやなことがまだそれほどアメリカに起こっていないのは、ウラヌスが影で支えているからだ。外交などでも痛い発言を繰り返しているが、各国もかなり冷静になってくれている。だが、痛い影響はぬぐえまい。トランプの政権は、必ずアメリカの今後に影を投げかけるだろう。
早期の内に、なんとかせねばならない。
しかし民主主義の体制では、この難局を打開することが非常に難しい。これは要するに、人民に絶対権力があるからだ。
だれも、選挙結果には逆らえないからだ。
民主主義の最大の欠陥はこれなのである。人民が間違った選択をしても、覆すことができないのだ。
これを見過ごしておいては、またトランプのようなものができる。
新たな体制の構想をしなければならない。そのためにも、今から様々に考えておくべきである。
民衆を幸福に導くのは、民主主義ではない。愛の体制なのだ。自己存在の正しい発展を導く大空を知っている、高い愛の存在なのである。
それを国の中心にして、どういう体制を敷けばいいか。ある限りの知恵を結集して、考えねばならない。