熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

断熱リフォームは見合わせることに

2012-09-21 13:02:30 | DIY
旧在来工法により建てられた古い家屋に良く見られる「冬寒く、夏暑い」を解消しようと、リフォーム業者と打ち合わせを重ねて来たが、最終的に大規模リフォームは暫く見合わせることにした。

一番の理由は、リフォームをしてみないと断熱対策の効果が分からないこと。

断熱リフォーム以外に内装の一新や古くなった設備機器の入替えなどを含めると、ざっと1千数百万円の費用になる。
これだけの出費を覚悟する以上、リフォームによりどのくらい冬の寒さと夏の暑さが改善されるのか、誰でも事前に確証を得たいと考えるだろう。リフォームしたが、改善効果が実感できなかったでは取り返しがつかない。

ところが、断熱リフォームは具体的な改善効果が事前に分からない。
理由は、様々な要因が重なって「冬寒く夏暑い」を引き起こしていることにある。
気密性、遮熱性、断熱性、通気性・・今の住宅と比較するとありとあらゆる点で昔の家屋は性能が劣っている。少なくとも自分が今住む家についての話だが。

今回業者から提案のあった断熱リフォームの主な内容は、既存の断熱材を高性能の物に交換するものだが、気密性や遮熱性の改善策は含まれない。
更には、熱帯夜など室内にこもった熱気を外に排出するには空気の流れを作る必要があるが、そうなると壁・窓位置の変更も視野に入れなくてはならない。
一階床の冷えの原因にもなる基礎の換気口、今の家屋には見られないが、これも湿気対策上塞ぐことができない。

諸々考え始めると、新築コストの半分とはいえ、断熱対策を主眼としたリフォームには限界が見えてくる。
それに最近、新聞のチラシを眺めていると、新興住宅メーカーの新築価格は低く抑えられているものも多く、リフォームの優位性は一昔前ほどではないようにも感じる。
いずれにしても、人生最後の大きな買物、じっくり時間をかけ後悔しない決断をしなくてはと考えている。
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