熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

イタリア・スイス個人旅行記(6)~ローマまでドライブ旅②

2011-07-27 06:30:30 | 海外旅行
シエナを後にして、モンタルチーノ、ピエンツァ、モンテプルチァーノ(泊)、そしてオルヴィエートを経由してローマに向かいます。

まずは、モンタルチーノ。この町の歴史は、13世紀にこの町の主権を巡って、シエナとフィレンツェの間に起こった争いに始まるそうです。ここは、ワイン愛好家には言わずと知れた赤ワイン「Brunello di Montalcino」の生産地としても有名な町。この町も小高い丘の頂上に建てられていて、周囲にはぶどう畑が広がっていました。




歳月を感じさせる石を積み上げた壁とゼラニュウムの赤い花、下に水受け、絵になっています。


民家の壁に祭壇、聖家族が表現されています。教会に通わずとも、いつでも祈りを捧げられるよう設けられたもので、他の街中でも見かけます。


小さいながら、かっては貴重な水源だった井戸。


モンタルチーノの次は、世界遺産に登録されているピエンツァを訪問。この町は、シエナの貴族、ピッコローミニ家出身の法王ピウス2世が、ルネッサンス時代の理想都市を目指して街作りを始めたことで知られています。ただ、理想都市の完成を待たずピウス2世が亡くなったため、計画は途中で頓挫してしまったそうです。

ピウス2世広場に建つピッコローミニ宮(中央)と大聖堂(左)。理想都市を目指した町の広場としてはさほど目立つ場所ではなく、宮殿も質素な外観でした。


町の背後に広がる世界遺産の「オルチャの谷」




馬のたずなを縛っておくために使用されていた金具、今でも所々家の外壁に残されています。


この日の最後の訪問地はモンテプルチァーノ。ここも、ワイン愛好家にはお馴染みの「Vino Nobile di Montepulciano」が有名です。
町の中心は、グランデ広場、14世紀後半から15世紀に掛けて建設された市庁舎はフィレンツェのヴェッキオ宮にそっくり。


案内所で見かけたモンテプルチァーノ産ワインのディスプレイ。沢山の種類があります。


モンテプルチァーノで一泊した後は、アッシジ経由ローマ入りを予定していましたが、もう少しトスカーナのドライブを楽しむことにしてアッシジ行きは中止、宿で貰ったお勧めドライブコースの地図を頼りに車を走らせました。お陰でトスカーナらしい風景を堪能すると同時に、今回レンタカーにして良かったと実感した時でもありました。








暫しトスカーナの風景を楽しんだ後は、最後の経由地オルヴィエートを訪問。丘というより絶壁に近い切り立った場所に建てられた町です。


この小さな町には不釣合いと思われるほど豪華な大聖堂。


拡大して見ると、実に緻密。


オルヴィエートからは高速でローマに直行。市内は日本の大都市顔負けの渋滞ぶりでした。
ここで一旦レンタカーは返却、ヴェネチアまで次の予約確認を済ませテルミニ駅近くのホテルにチェックイン、3日間のドライブ旅は無事終了しました。


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イタリア・スイス個人旅行記(5)~ローマまでドライブ旅①

2011-07-26 08:17:35 | 海外旅行
フィレンツェを発ってまず向かった先は、「美しき塔の町」として有名なサン・ジミニャーノ。城壁に囲まれた人口約7千人の小さな町で中世の面影が感じられ、世界遺産にも登録されています。塔は、貴族の権力の象徴として競い合うように建設され、最大72も建設されました。現在残っている塔は14で、一部の塔は、内部を改装して居室として使われているそうです。

小高い丘に建設された町の特徴は多くの塔、遠くからでも直ぐにサン・ジミニャーノの町だと分かります。


城壁内に通じるサン・ジョヴァンニ門


遠くに見えていた塔、高いものでは50mを超えるものもあったそうです。


狭い通りの両側には中世の面影を残す建物が並んでいます。土産物店やレストランなどが所々、軒を連ねています。


かっての重要な水源だった井戸。広場の中央にあります。こんな高台の町、それも電動ポンプなど無い時代ですから、一年を通して常に十分な水が確保できていたとは考えられず、きっと水は貴重だったことでしょう。


建物の壁に設けられた祭壇(?)


城壁から臨むトスカーナの風景。トスカーナといえば、ワインの産地。ここでも、Vernaccia di Sangimignanoなる地元産ワイン(白)が有名だそうです。


1時間もあれば回れる小さな町ですが、時間が許せば市立美術館の見学やグロッサの塔に登り、町全体の眺めを楽しみたいところです。
サン・ジミニャーノは、フィレンツェから近い上、バス便もあるのでフィレンツェを拠点に日帰り観光も可能です。最近、団体ツアーでもこの町を組み入れているところが増えているようです。小さな町ですから、あまり大勢の団体が押し寄せるようになると、ちょっと興ざめしそうですが。

サン・ジミニャーノを後に、この日の宿泊地シエナに向かいます。人口約55千人、起源はローマ帝国時代にさかのぶる歴史のある町で、ここも世界遺産に登録されています。13世紀頃はフィレンツェと並ぶ栄華を誇り、芸術の中心地でもあったそうです。

世界一美しいと言われるカンポ広場。右は13世紀から14世紀にかけ建築されたゴシック形式のプッブリコ宮(現市庁舎)とマンジャの塔。宮殿内2階は市立美術館になっていてフレスコ画など美術品が展示されています。この広場、扇型をしていて写真右奥に向かって下っています。何となく腰を下ろしたくなる傾斜の具合でした。鳩の糞に注意です。


広場から数分のところに、ゴシック式の聖堂があります。外壁は大理石で覆われ、ファサードの上部は絵画「聖母戴冠」が描かれています。定期的にメンテナンスされていることと思いますが、それにしても鮮やかな色彩でした。




この日は運転初日、緊張の連続で流石に疲れたので市立美術館の見学は取りやめ、足早にシエナ観光を済ませてホテルに直行しました。
運転はといえば、左ハンドルのせいか、どうしても右により過ぎてしまい、一度だけミラーを擦りました。幸い傷がなくて済みましたが。
それに、ワイパー、点灯スイッチ、方向指示器など、右ハンドル車とは全く逆側に付いていて、この操作に慣れるまでかなりの時間を要しました。
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イタリア・スイス個人旅行記(4)~レンタカー準備編

2011-07-25 08:47:26 | 海外旅行
今回の旅の目的のひとつは、イタリアとスイスの郊外をドライブすること、特に、雄大なトスカーナの風景を眺めながらのドライブ、そしてスイスの峠越えは一番楽しみにしていました。計画当初は、左ハンドル・右走行といささか不安もありましたが、安全運転に徹すれば何とかなるだろうと思い決断しました。

レンタカー会社は、店舗数ではトップクラスのHertzに決定、ネットで予約しました。車種は、一人なので1200ccクラスの小型車、マニュアルシフト。オートマチック車もあるようですが、車種・台数が少ないようです。
燃料は、ガソリン車(Benzina ベンズィーナ)とディーゼル車(Gasolio ガソリオ)があります。給油口に表示されている場合がありますが、借りる時確認しておいたほうが安心です。間違って給油すると大変です。特に、”ガソリオ”、ガソリンの発音に似ています。


基本料金の中には、自動車損害賠償保険(LP)、車両損害保険(CDW)、車両盗難保険(TP)が含まれますが、後者2つについては、免責額が設定されていて今回の車種では、各々900ユーロと1600ユーロでした。この免責額を免除する保険として、1日当たり24ユーロの追加料でスーパーカバー(SUP)を任意に付けることが出来ます。ローマまでの3日間は、初めての運転でもあり付保しました。搭乗者保険(PI)は、最初から含まれておらず、これも任意で掛けることが出来ますが、自分ひとりなので掛けませんでした。
SUPを加えると、基本料金の1.5倍近く、1日当たり約8500円(3日レンタルの場合)と小型車といえども馬鹿になりません。ローマ以降は、大分慣れ自信も付いて来たのでSUPは掛けませんでしたが、細い道に迷い込んだ時など、車をぶつけないかと気が気でなかったのは事実です。懐が許すなら全期間SUPを、そして大事な家族を乗せるならPIも付保するのが最善なのは、言うまでもありません。
慣れない海外での運転ですから、各種保険内容を事前に十分確認しておく必要があります。

特にSUPを掛けない場合、レンタル契約時、車に傷や部品の脱落など無いか良く確認する必要があります。ローマで借りる時、車体に複数の傷があったり、テールランプカバーが破損しているにも関わらず、こちらから指摘するまでノーチェックでした。店舗やスタッフにより対応が異なるようです。

カーナビですが、オプションとしてレンタル出来ますが、2週間で約4万円と高額です。それにまた来年以降も訪れる可能性もあります。そこで、海外でも使えるGarmin社製ナビを購入して持参しました。地デジなどの機能は無いものの、2万円を切る価格で欧州版地図ソフト(Garmin社のHPからダウンロード可)を含めても3万円以下です。シガーソケットは日本と共通で問題ありません。
海外でのドライブにナビは必須アイテムです。

一番、気を遣ったのが交通ルール、交通標識の意味が分からないものがあったり、特に市街地は一方通行区間が多く、ナビもそこまで対応していないケースもあってホテルは直ぐそこに見えているものの、なかなか近づけず10分以上周辺を行ったり来たり、なんてこともありました。
レンタカー会社から特に注意喚起されたのが進入禁止区域で、観光地、特に歴史的な小さな町などでは、住民や緊急車両以外の進入を禁止しているところが多く、場所によってはカメラ監視されていて、違反すると帰国後反則金の納付書が送られて来るそうです。スピード違反も、カメラでの取締りが行われているようで、現に自分の車を猛スピードで抜き去って行った車が、直後フラッシュを浴びていました。

駐車についてですが、特に観光地で駐車場所を見つけるのに一苦労。何しろひとりですから車から離れることが出来ず、この時ばかりは車の不便さを感じました。市街地での駐車は事前に時間分の料金を自動券売機に投入、チケットを受け取り、外から見えるようダッシュボードに掲げる方式が殆どです。


高速道路の出入り口は、日本のETCに相当する「TELEPASS」専用ゲートがあります。黄色の表示がゲート上に掲げられていますが、日本と同じように、通行券とTELEPASSどちらも使えるゲートが所々あります。一度これを見間違ってTELEPASS専用ゲートに侵入、バックしようと思いきや大型トレーラー2台に後ろに並ばれ結局、係員にゲートを開けてもらったものの通行券は貰えず、出口では最高額を支払う羽目になりました。最高額と言っても向こうは料金が日本の3分の一から4分の一程度なので6千円ほど(実走行料金は約600円)でしたが、1日中気分が晴れませんでした。下の写真は、出口の料金所で、左から、TELEPASS専用、カード専用、現金専用になっています。


ヨーロッパのドライバーは飛ばすと聞いていましたが、もともと制限速度が日本より20~30キロ高く設定されています。こちらとしては、景色を眺めながらのんびり走りたいので、後ろに付かれる度、先に行って貰いました。制限速度は、市街地40キロから郊外80キロまで猫の目のように変わっていくので、制限速度標識は見落とせません。

フィレンツェでレンタカーの調達を済ませ、サン・ジミニャーノ、シエナ、モンタルチーノ、ピエンツァなどの小さな町を訪ねながらローマまで3日間のドライブ旅がスタートしました。
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イタリア・スイス個人旅行記(3)~フィレンツェ③

2011-07-24 15:31:55 | 海外旅行
2日目午後は、ウッフィツィ美術館から500mほどの距離にあるサンタ・クローチェ教会を訪れました。ここは、フランシスコ会の主要な教会で、アッシジのフランチェスコによって建てられたと言われています。シンプルな外観は、フランシスコ会の質素さを反映したものだそうです。


ここでの見所は、バルディ家礼拝堂のジョットによる「聖フランチェスコ」にまつわるフレスコ画ですが、一部剥離していたりと痛みが酷いようです。


また、この教会には、ミケランジェロ、ガリレオ、マキャヴェッリなど著名人の276の墓が納められています。
上から順に、ミケランジェロの墓碑、ガリレオの墓碑




床にも多くの墓碑がありますが、これは人に踏まれることによって自分の罪が許され、天国へ行けるとの考えによるものだそうです。


付属美術館にあるチマブーエ作「十字架像」


サンタ・クローチェ教会を後に、アカデミア美術館に向かいました。この美術館は、ミケランジェロの大作「ダビデ像」を納めるために建てたのが始まりだそうです。
旧約聖書の登場人物ダビデが巨人ゴリアテに岩石を投げつけようと狙いを定めている場面が表現されています。元来は、フィレンツェ市庁舎の置かれたヴェッキオ宮の前にあったものだそうです。

3日目午前は、ピッティ美術館(別名パラティーナ美術館)を訪問。展示数では、ウッフィツィ美術館に及びませんが、いくつかの名作が展示されています。ここも写真撮影は禁止なので、印象に残った主な名作をネット検索の上掲載します。


ラファエッロ作「大公の聖母」、トスカーナ大公がこの作品を大絶賛して手放すことがなかったことから、このように呼ばれるようになったとのことです。


ラファエッロ作「小椅子の聖母」、モデルについては諸説唱えられているようです。


ラファエッロ作「ヴェールを被る婦人の肖像」、モデルは、ラファエッロと恋愛関係にあった女性で、ラファエッロ自ら恋愛に終止符を打ったものの、思いを断ち切ることが出来ず肖像画に描いたと言われています。


ティツィアーノ作「マグダラのマリア」、娼婦であったマグダラのマリアがキリストの前でその罪を悔い、涙を流す姿を描いたものだそうです。


フィリッポ・リッピ作「聖母子と聖アンナの生涯」、聖母子の背後には、マリア自身の誕生やその両親など、過去の出来事が一つの絵画に描かれています。


これまでご紹介した美術館や建造物以外に訪問・見学した見どころは次の通りです。長くなるので詳細は割愛させていただきます。

*サン・マルコ美術館;フラ・アンジェリコとその弟子によるフレスコ画、特に「受胎告知」
*サンタ・マリア・ノヴェッラ教会;ギルランダイオによるフレスコ画など
*サンタ・マリア・デル・カルミネ教会;マザッチョによるブランカッチ礼拝堂のフレスコ画
*メディチ家礼拝堂;ロレンツォとジュリアーノの墓碑に飾られているミケランジェロによる彫刻など

フィレンツェには丸3日半滞在し、主だった観光スポットはほぼ訪れましたが、それでも駆け足で回った印象です。あと1日あればもう少しゆっくり出来たと思います。ただ、いずれにしても、一人旅はどうしても足早になりがちです。

最後は、ミケランジェロ広場から臨むフィレンツェの町並みです。夕焼けが特に素晴らしいと評判ですが、残念ながらその時間帯は雲が多く夕焼けに沈むフィレンツェは拝むことが出来ませんでした。
フィレンツェの後は、レンタカーで3日掛けて、途中、小都市を巡りながらローマに向かいます。


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坤六峠~日光ツーリング

2011-07-24 11:19:53 | ツーリング・バイク全般
昨日は、猛暑の合間を縫って久しぶりにツーリングに出掛けました。コースは、紅葉の名所でもある群馬県の照葉峡から坤六峠を経由して金精道路~奥鬼怒川林道~霧降高原道路と関東では人気(?)の日帰りコースです。

まずは、関越道・水上ICで降りてR63で片品村方面へ。途中、関東圏の水がめのひとつで日本最大級のロックフィル式ダム「奈良俣ダム」に立ち寄って記念撮影。立派な、ビジターセンターがありますが、夏休み最初の土曜日にも関わらず入場者はまばらでした。




渓流に沿って走る照葉峡。やはり、ここを訪れるなら紅葉のシーズン、ただ、もみじ狩りの車で渋滞するのが難点です。


金精道路から男体山の眺め、手前に小さく見えるは、湯ノ湖。


この後は、光徳牧場横を抜けて今回ツーリングのハイライトである奥鬼怒林道へ。光徳から川俣まで約20キロの林道で全面舗装されていますが、落石や木の枝がところどころ路面に散乱していたり、また、この時期は路肩の雑草が伸びていて視界の悪いところがあったりと注意が必要です。ただ、対向車が少なくワインディングの連続で、山深い景色を眺めながらの走りは格別です。


奥鬼怒林道を走り終え川俣温泉に到着。ここには間欠泉があって、足湯併設の展望台が設置されています。40分間隔ぐらいで噴出するそうですが、その案内板に覆いが被せられていたので、今現在は分かりません。
締めくくりは霧降高原道路。16キロと距離はありませんが、かっては有料道路だったところで路面状況は良く快適な道です。


帰途、道の駅で野菜を調達。写真の4品で500円とお買い得でした。


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