北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

カミキリムシのシーズン到来

2011年05月28日 | 春の散策日記
今日は10時半過ぎから出発。
天気は午前中は晴れで午後から雨。
今日はいつもとは違い蒸し暑くいつもどうり自転車をこぐので汗をびっしょりかき、それにつられブユが大量に群れ、花粉症で森の中で1人クシャミを連発しポケットティッシュを2個半も使い、それに追い討ちをかけるように家に帰って風呂場でマダニにお腹をかまれていました。

この様に大変な散策だったが、成果を見ると行かなかったら大損していたところでした。
この蒸し蒸しした感覚は夏に対する免疫をつける特訓だと思えばどうてことありません。

ササ藪の中にオオカメノキの花が数輪あったので勇気を出し、マダニに気をつけながら進んで行きました。

目線より高いけど花の間からシロトラカミキリが見えました。
カメラが届かないのでビーティングで落とす事にしました。


シロトラカミキリ
2頭落ちてきました。



見た事のないトラカミキリが葉の上で休んでいます。

ササが密生してるのでこれ以上進めません。
また落とす事にしました。


エゾトラカミキリ
小型ながらもかなかなのかっこよさです。これはかなり嬉しい収穫です。

こいつを撮影していたら横でまた何かが葉上に着地しました。


これはすぐにマツシタトラカミキリだとわかりました。
これも初見です。


赤いとかっこいいよりも綺麗に見えます。

たぶんマダニはこのササ藪でついた可能性が高い。
でも初見が2種も撮れたのでそれを思うと勇気を出して正解でした。



クロケブカハムシダマシ
フキ上にて。
フキの上には他にはルイスコメツキダマシがいた。
本種は去年まともに撮影できていなかったので良かった。



アカミノルイヨウショウマ
綺麗だったので載せてみました。もしかしたらルイヨウショウマかもしれません。



弱って幹にキノコが生えているが、立派に葉を出しているミヤマザクラの枝でビーティングをしたら落ちてきた。
一瞬ハムシかなと思ったが、顔がハナカミキリだ。
家に帰って調べると、ヒナルリハナカミキリが怪しそうだが北海道には分布していないそうだ。
だれかわかる方、ご教授ください!!

このカミキリムシはヒナルリハナカミキリだとわかりました。KUMAさんありがとうございました!!



続いてはトドマツの伐採木にハイイロハナカミキリのものと思われる脱出孔が沢山ありました。



探すといました。ハイイロハナカミキリです。
今日は運がいいです。
実は前から探していたカミキリムシなので嬉しい収穫になりました。


微動だにしません。
触ると動き出し元気よく飛んでいきました。

一気に5種のカミキリムシに出会えるとは思ってもいなかったので、今日は実に充実した散策になりました。
ただ散策に出る時間が遅かったので、カミキリムシを狙うときはこれからはもっと早く出ようと思う。
明日は天気予報だと曇り、訪花性カミキリムシの飛来は望めないので次回はまた何かしらのオトシブミを狙いたいと思います。
コメント (8)
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