京都へお出かけ。 上洛でした。
午前中の気温はマイナス2度だった京都。 今日明日はこの冬一番の寒波だとか。
観光バスは相変わらず多かったものの、日曜日の観光都市・京都としては
かなり空いている気がした。
ある筋から頂いた招待券を握り締めて京都国立博物館へ。
上野コレクション寄贈50周年記念 筆墨精神―中国書画の世界―」というのをやってまして、書のほうは苦手なのですが画のほうの手法などにとても興味があるということを知って呼んでいただきました。
上野コレクションは、朝日新聞社の創業者の一人、上野理一氏によって収集され、子息である当時の社主上野精一氏より、昭和35年(1960)年2月に寄贈されたものです。上野コレクションは、明清時代の書画を中心に、碑帖などの書跡76件、絵画87件をあわせた163件に及びます。
この展覧会では寄贈50周年を記念し、コレクションの優品とともに、関連する作品もあわせて国宝10件、重要文化財23件を含む約110件が紹介されています。
書が苦手なのは、子供の頃から家族の中で一人「個性的な文字を書く」と言われて育ち、
父は師範以上、母も妹も級だか段だかのレベルの中で無理やり通わされた書道教室すら
丁重にお断り(挫折)して中途半端に辞めてしまったトラウマから。
それでも 楷書体の文字の並んでいるは12世紀以上も前からの保存にも関わらず
とても読みやすくスッキリと美しいと感じたのだから良かった。
逆に行書や草書なんてのは、元の字がいったい何なのかも解読できない文盲を
再び思い知らされるハメになりました。
雪こそなかったものの寒かった京都。
館内は混み合わない程度にしても大勢の鑑賞客でした。
博物館の前庭は閑散としたところに北風が吹きぬけて
手は悴むし鼻水は出てくるしで震え上がりました。
そんな中でも春の兆しは間違いなくあって
黄色いつぼみを膨らませた梅の木に
ひとつ花が開いているのを確認。
節分を過ぎた来週には、もっと咲いているのではないかと希望が湧きました。