高知市内の中心部から「はりまや橋」を横目に県道34号線をひたすら南下して海の方向へ。
土佐電(土佐電気鉄道株式会社)の路面電車と並走したりすれ違ったりするのが楽しい。
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たぶん国内のいろんな鉄道会社からのお下がりもあるのだろう、どう見ても馴染の大阪・阪堺
電気軌道で走っていたのと同じ形式の物もあったように思う。
伊野町から高知市・高知城に向かって来るときにも伊野線と並走したし、こちらは桟橋線だ。
途中に桟橋車庫があって沢山の車両がずらり並んで微笑んで迎えてくれているように見える。
たまたま信号で止まったので勢揃いの写真も撮ったのに残念ながら残っていません。
そこからトンネルを2つ新宇津野・宇津野と越えてドンドン走る。
チラッと左に海が見えたはずなのになかなか海原が見えて来ません。
まだかまだかと心は流行るのに雨が降ってきました。
やっと(@_@;)海と思ったらT字路の突き当り。
左へとれば桂浜から高知空港・室戸岬方向、右は昨日の黒潮本陣のある中土佐・足摺方向
となっていて、これでもか!と言うほど海岸べりを走る。
窓を開けて海の香りをと期待するのだけれど???そんなに匂いがしないんです。
で、小高い丘がまたあって、グルッと周りこんだところが桂浜です。
この石碑の後ろに並んで写真を撮った姿を想像してもらえます?
妻と二男が波打ち際まで行って、7波に1度は大きな波が来るぞ! と言ってやったのに
靴の中まで海水を入れてしまった姿を想像してやってください。
海岸へ降りる前に龍馬の青銅像の前に行きました。
今は龍馬像のすぐ隣に鋼管足場の櫓(ヤグラ)が組んであって、像の高さは5.3m,台座
を含めた総高は13.5mのその顔の部分と同じ高さまで登って、龍馬の横顔との2ショット
が写せるようになっています。
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ハッキリ言うと景観を損ねるダサい演出だと思いました。
30年ほど前にも来ましたが、その時にですら「昔は五色石が採れた時期もあった」と過去形
だったのでとてもとてもそんな浜ではなくなっています。
ここを最後の高知での観光場所としたのでお土産を買い漁りました。
すみません、もう4日も前のことで、今読んでくださっている方には残念ながらお土産クジに
外れたと悪しからずご認識ください。
高知を離れる前に・・・・・・・・
高知の市内のほとんどは海抜が低く東日本大震災の時のような津波が来ると壊滅的だと
聞いていましたが、神戸の様に南側が開けてたいていの場所で海が見えると思っていたら
烏帽子山や宇津野山など海辺との間に250m~360mクラスの山があって海が直接見え
るのはそれ以南なので、よそ者には実感がありません。
ただ市内の電柱に【海抜〇.〇m】の表示があって一桁台なのが緊張感を高めます。
土佐湾から桂浜の先端:浦戸大橋の下を押寄せて浦戸湾に入り込んだらそれはもう
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ひとたまりもないことが良く分かります。
如何に早く高台へ避難するか? 押し寄せるのが津波だけでなく人間もですからね。
それと鰹のタタキの添え物の定番ニンニクのスライス。
これが不思議なんです。
後の匂いが大変かな? と思いつつもコイツがあると無いとでは旨味が全く違うので
挟んで食べるのだけれど、これが全く後に残らない。
大抵は食べてしばらくすると鼻に抜ける独特の匂いがあって、周りの人に迷惑なんだけど
どんな呪いか? 本場で食べると全く臭わないんです。 摩訶不思議。
さぁーて、時間いっぱい楽しんだ高知にお別れして、江戸からのネッ友の大阪でのシャンソ
ンライブに向けてひたすら走りました土佐。
めでたし めでたし。
何とかネットで拾った画像で書き終えました。 お付き合いありがとうございました。