近鉄特急で移動する楽しみはリラックスしながら行けること。
車で運転して行くのとは全く違う。
コーヒーを飲みながら往復とも読書できると、1冊くらいバッチリだ。
道工具や資材の運搬が無ければメンタルに優しい移動だ。
なぁーんて難しいことを言ってるのは似合いません。
関西の私鉄では近鉄の特急と南海電鉄の高野号ぐらいが座席指定で
運賃に座席指定特急料金が別途かかります。
関東でもほぼ同じような感じですね。
そんな感じで京都まで1時間弱、JR新快速に乗り換えて滋賀県の琵琶湖の北部
長浜市まで行ってきました。
仕事の話は置いておいて・・・
お昼に何を食べようかと思案していたら、地元をよく知っている仲間が
『親子丼の美味しい店があるんですよ』と教えてくれた。
なんでも『グルメ本には必ず出てくる』店だそうで、
『土日祝には行列もできてガードマンが立つ』のだそうだ。
長浜の駅前の通りに面した【鳥喜多】という店。
なるほど平日の昼間でも20席全て埋まっていて、5分ほど待った。
中央の親子丼(580円)と右のかしわ鍋(420円)を注文した。
卵にこだわっている店は多くあるけれど、確かに鶏が旨い。
かしわ鍋もスープが甘すぎず塩味もちょうどよく、ダシが効いていて
用意されたレンゲにほんの少し乗せられたおろし生姜を入れると
それがまた絶妙なハーモニーを奏でている。
4時間かけてとったダシで柔らかく煮た鶏肉を玉子でとじ、その上に
生の玉子をのせたのだと聞いたけれど、もっと何か隠されたものが
あるに違いない。
お客さんの中でもかしわ鍋とご飯を注文している人も居て、常連さんなんだろう。
五木ひろしをはじめ芸能人のサインなどもあったりして、
人気のほどがうかがえる。
関西のMBS毎日放送の昼間の番組ちちんぷいぷいでも取り上げられた
のだろう。
価格もリーズナブルで庶民向け。
外国のグルメ本で取り上げられる、値段の高い良質な食材を使っての高価なものが
美味しいのは当たり前で、☆が付けられるのも分からないでもないが、庶民には
高嶺の花でしかない。
安くても厳選・吟味した食材と味付けに、☆などなくても安価で美味しいものが嬉しい。
当然、午後からの仕事に張り合いを見いだせたのは間違いない。
年に一・二度しか行かない長浜だが、また行きたいと思った。