今日の深夜23時25分の便でヘルシンキを経てストックホルムに向かいます。ロシアのウクライナ侵攻前はヨーロッパは近かったのですが、最近はロシア上空を避けてヨーロッパに向かうという1970年代に逆戻りですので、距離も遠くなり時間もかかりフライトチケットも値上がりしています。サーチャージも異様なお値段です。
そんな中かろうじて比較的有利な空路を持っていうるのがフィンエアです。今回は北欧のストックホルムに向かいますのでフィンエアで行くことにしました。
出発空港は関空ですが、実は名古屋の中部空港出発便も秋頃まではありました。現在はお客さんが少ないということだからなのか秋から冬にかけては休便になっています。ただフィンエアさんも有利な立場に気づき、ニーズが増えるとみて来年から通年で就航するらしいです。もちょっと早く決断しておいてくれたらよかったのですが。
私が乗るフィンエア便は深夜に出発して朝に到着というなかなかいい時間の便です。時差の解消にはなかなかいい時間帯といえますが、ただ今回の滞在期間はわずか数日なので時差ぼけが解消しつつある頃に帰国となりますのでメリットは少ないかもしれません。
今から荷物のチェックをして夕刻には関空に向かいます。携帯していく小説は佐々木譲作「ベルリン飛行指令」と「ストックホルムの密使」です。これは氏の第二次大戦の頃を描いた冒険小説三部作の第一作目と第三作目です。彼の地へ向かう機内で読むにはふさわしい作品かな。