リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

新型iPad 発表

2018年03月28日 16時31分21秒 | 日々のこと
予定通り新型の iPad が発表されました。しかし私が期待していたiPad Proは新型が発表されませんでした。確かに、いろんな噂では「新型のiPad」となっていましたもんねぇ。

発表されたiPadは9.7インチの画面ですでいままになかったサイズですので、確かに新型です。アップルペンシルも使えかつ安価なものなので、学校教育で使われることを狙った製品のようです。リュート奏者を狙ったものではなかったようです。(笑)

現行のiPad Pro 12.9inchは昨年発表されたもので、二代目になります。初代は2015年の発表ですのでこのペースだと三代目は来年の発表になるのでしょう。

ということでiPad Pro 12.9inchモデルを買うことに決定!その前に今使っている古いiPad miniを売らなくては。調べてみましたら、アップルで8000円で下取りしてくれるそうです。他の店だといくらくらいになるのでしょう。

GVIDO or iPad Pro?

2018年03月27日 21時53分31秒 | 音楽系
先日東京に行った際、山野楽器に立ち寄りGVIDOの実物を見てきました。GVIDOというのは、電子楽譜閲覧器でして、ヴァイスのドレスデン写本もロンドン写本もPFDにして、このGVIDOで読むことができます。

画面はノートパソコンやiPadとは異なりワコム製の電子ペーパーを使用していますので、見た目はとても紙に近いものです。もうほとんど購入に傾いていましたが、実機を見てみないと重要なことがわからないので見に行ったわけです。

結論として、コンピュータとしての性能、ファイル読み込み速度、管理できる分量・方法、タッチペンの使い勝手など、画面がA42枚分表示できることを除いて、すべてiPad Proに劣ることがわかりました。やっぱりHPからの情報だけではわからんもんです。モノがモノだけに、プロのレポートはほとんどなかったし。要するにプロが使うヘビーデューティなツールではなかったということです。まぁ、今後には期待しますが・・・

最初は、もしGVIDOがあまりよくなくても、フットペダルだけでも買おうかと思いましたが、これも大して使い勝手はよくなかったです。お値段が三分の一もしないPED proの方が充電式だし、コンパクトなのでこっちを買うことにしました。実はどちらも使い心地に問題があり、それ以外はPED proの方がずっと扱いやすいのです。



それでiPad proを買おうといろいろ情報をネットで見ていましたらなんと、今日の深夜に2018年版のiPad proが発表されるそうな。危うく旧型を買ってしまうところでした。なんでも新型はiPhone X みたいなナロウベゼルなので外寸は変わらないが、画面は大きくなるらしいです。それならなおのこと楽譜を見るのにはより好都合です。

新型がいつ発売かはまだわかりませんが、それまで待って本番にも使ってみようかと考えています。楽譜を見るとき大体は3ページに収まりますが、中にはもっとページが多くなる曲もあるので、あれば便利です。何よりオリジナルの写本を最近ではPDFでよく入手するのですが、これを紙媒体に印字して製本してという昔ながらの作業から解放され、いきなりデータから演奏することができます。これってある意味革命的です。

もう40年以上も前にとっていた方法。

40年前:
ロンドンの大英博物館(大英図書館)にヴァイスの写本があることを知ったので、そこに手紙を書いてマイクロフィルムを売ってもらう。なぜか鷹揚な大英図書館はまだお金も払っていないのにマイクロフィルムを送ってくる。

それをポジのフィルムなら反転させたフィルムを作り、それももとに印画紙に焼き付ける。そのあと一連の写真現像の手順を経て、水洗い、乾燥、そのあときちんをページ順に並べなおして、次に製本です。

これでやっと楽譜として使うことができるのです。

ところが今は:
図書館からPDFをダウンロード(無料のところも結構ある)。それをiPad proに入れる(クラウドにも保存しておいた方がなにかと便利。本番のときに楽譜を忘れても大丈夫です。まだ本番に楽譜を忘れたことはありませんが)。これだけで楽譜として使用できます。なんという画期的なことでしょう!手間も経費もけた違い。それに何十冊も放り込んでも、iPad proの700gぐらいの重さは変わりません。紙の本にすればロンドン写本だけで、1キロは優に超えるというのに。

ということでぼちぼち新型の発表がありそうなので、このくらいで。

一連のコンサートが終わる

2018年03月21日 11時14分41秒 | 音楽系
2月11日のバロック音楽の旅第6回から伊勢の「リュート音楽のひととき」までの一連のコンサートが終わり少しホッとしています。ほぼ毎週末コンサートでした。

伊勢のコンサートは、尾崎咢堂記念館の会議室で行いました。尾崎咢堂記念館は憲政の神と仰がれた尾崎咢堂(尾崎幸雄)(1858-1954)の旧邸宅に陳列室、ロビー、結婚式場の施設を添え1959年に落成開館し、2003年に改装され現在に至っています。


(写真は伊勢市のホームページよりお借りしました)

終演後、ロビーで音を出してみました。実は本番の直前に場所を変えてここでやろうかと考えましたが、椅子の出し入れや人数の関係で事前準備不足なので断念しました。



次回はぜひロビーでやりたいとは思いますが、ただいろいろ調整しなくてはいけないことがありますので難しいかも知れません。それより会議室に入る手前にちょっとしたスペースがあり、ここでも音を出してみましたがとてもいい響きです。ただちょっと狭いのが難ですが、30名くらいならなんとかなるかも。

今回の一連のコンサートは、バロック音楽の旅とソロコンサートのプログラムが全く異なるので一苦労しました。本当はソロコンサート曲目もバロック音楽の旅コンサートの曲目と平行してさらっていく予定でそれなりの余裕を持たせたのですが、とある事情でそれができなくなり綱渡りになってしまいました。

4月一杯までコンサートがなく少しゆっくりします。次は5月13日(日)桑名六華苑でチェンバロの杉浦道子さんと共演します。コンサートの入場は無料ですので、お時間がおありの方はぜひお越しください。

バロック音楽のひととき桑名公演

2018年03月08日 16時16分52秒 | 音楽系
桑名公演が終了致しました。バロック音楽の旅シリーズではときどきソロも演奏していますが実は本式のコンサートは桑名では生まれて初めて!ここ12年間、バロック音楽の旅シリーズを桑名で続けているものですから、いつも地元で演奏会をしている感じがしていましたが、桑名で独立したソロコンサートをやっていない、と昨年気が付きました。(笑)



40数年前になりますが、四日市でギターのジョイントリサイタルを開いたことがありましたが、意外と近所では弾いていないものです。


1973年四日市市民ホール。共演は山下高博さん。

プログラムは名古屋公演と同じ。地元ということもありまして、中学の頃の同級生や、教員時代お世話になった方も含めて多くの方に来ていただきました。やはり自分のホームグラウンドはいいものです。またこれからも機会をみつけて「桑名公演」をやっていきたいと思います。

今度の日曜日は伊勢の尾崎咢堂記念館でコンサートです。天気予報では暖かくなるそうですので、たくさんの人に来ていただけたら嬉しいですね。