リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

公園へお散歩

2015年12月30日 08時12分16秒 | 日々のこと
近所の公園に孫と娘と3人でお散歩です。

今日はとても天気がよく暖かです。外は半そでで出掛けても大丈夫なくらいです。教会でコンサートをした3日前は随分寒かったですが、娘によるとあの日は例外で、そういった日は一冬に1、2回ある程度らしいです。あの寒かった日ですら、日本で言えば12月のちょっと寒いかなという日程度ですから。


画面中程の木の向こうが小学校です。

近所の公立小学校を過ぎて5分ほどのところに公園があります。まだ遊具はとても新しく、また安全を考慮して地面はソフトな仕上げになっています。このあたりは日本の公園よりは設置基準が厳しいようです。訴訟が多い国だけにこのあたりは慎重なのかもしれません。



孫といっしょに何度も滑り台などをいっしょにやっていたら結構いい運動になりました。下手なフィットネスをするより運動になったかも。(笑)

近所にお買い物

2015年12月29日 08時44分33秒 | 日々のこと
今日は近所にお正月用のお買い物です。近所といっても1時間近くかかるところですが。(笑)



上の写真はトヨタのシエナという車で、日本で走らせたら近所迷惑になるサイズです。でもアメリカでは普通のサイズで、大人4人と子供3人を乗せるにはこのくらいは必要ですね。私が乗っているプリウスαも一応7人乗りですけど、同じ7人乗りのクルマでもえらいサイズが違います。

まず買い物の前に、軽く腹ごしらえということで、台湾系の日式パン屋さん、85°C Bakery Cafe に寄りました。



ここのパンは日本でよくあるようなモチモチ・アマアマのパンです。日本語で書いてある北海道ナントカという名前のパンのポスターも張ってありました。この「85°」はアメリカでチェーン店になっているそうで、随分日本式のパンを研究したんでしょうか、まるで日本の評判のよいパン屋さんみたいで、とてもおいしかったです。日本のパン屋さんもまだまだ欧米進出の余地があるのでは?

次に目的のスーパー、Tokyo Central です。



シカゴにもミツワとかいうスーパーがあり日本の食材が売られていましたが、ここはまるで日本のスーパーです。桑名の行きつけのスーパーより品揃えがいいくらいでした。ちょっとお高いですが・・・

塩焼き用の鯛、煮つけ用の金目鯛をはじめお肉、野菜、調味料その他どっさり買い込んできました。

カリフォルニア州ロマ・リンダでコンサート

2015年12月27日 07時54分28秒 | 音楽系
アメリカのカリフォルニア州ロマ・リンダにある教会でミニミニコンサートを致しました。

娘の家があるロマ・リンダに24日から来ています。ロマ・リンダはロサンゼルスから100kmくらい離れた小さな街で平和そのものの所です。この町は実際平和ですが、川向こうの街で銃乱射事件があったのはまだ記憶に新しいです。

到着したのがクリスマスイブなので娘家族と一緒に教会に行きましたら、26日にナントカという行事があるが、2,3曲でいいからなんか弾いてくれないかと頼まれたのはいいですが、楽器がありません。

娘の家におもちゃのギターがあるといいましたら、それでいいからということでそのギターでミニミニコンサートをすることに相成りました。そもそも私はギタリストではないのでギターはあまりうまく弾けないのですが、さらにそのギターがえらく小さく、さらに作りもかなりいい加減なので、1弦の指は落とすは、音はならないはで三拍子も四拍子もそろっています。



曲はみなさんご存じの曲またはウケのいい曲でないといけないので、グリーンスリーブス、禁じられた遊びとオリジナルの夏のプレリュードを演奏しました。

ギターを持ちながらなぜかリュートの説明をしたりして、ちょっと変なコンサートでしたが、教会に集う信者の皆さんはとても熱心に聴いてくださいました。本当のリュートの音はこうなんだ、ということでCDも販売させていただきましたが、売り上げは全額教会に寄進したのは言うまでもありません。

クリスマスコンサート

2015年12月24日 16時35分53秒 | 音楽系
昨日行われましたコンサートで、私が作曲しました、ギターのための組曲夜間飛行が演奏されました。名古屋市のミューズサロンで開催されましたクリスマスコンサートで、演奏は佐々木響士朗さんでした。

この組曲はもともとギターのために書いた曲とリュート曲として書いたのをギター用に直してた曲5曲をまとめて組曲としたもので、次のような構成です。いずれもとてもポップなメロディを持つ曲で、四つに季節にちなんでいます。(ミューズ音楽館より出版されています)

1 朝の10時に(s氏の原作による)ーー春
2 夏のプレリュードーー夏
3 ハーツイーズーー秋
4 秋の黄昏ーー秋
5 夜間飛行ーー冬

これらの曲はリュートでは時々演奏するのですが、ギター版は今回が初演です。頑張って演奏していただいた佐々木さんには厚く御礼を申しあげます。

コンサートでは他に高岡誠さんとのデュオ、それぞれのソロでギターの名曲、クリスマスにちなんだ作品などが演奏されました。

リュート音楽のひととき16、バロック音楽の旅9第5回

2015年12月22日 01時03分41秒 | 音楽系
リュート音楽のひととき16とバロック音楽の旅9第5回が終了いたしました。

リュート音楽のひととき16は、その前の週と2週間前のコンサートのシリーズですが、名古屋で行われた「ひととき」は少し趣向を変えて、前半がバッハの組曲第6番BWV1012のレクチャーを入れました。原曲は無伴奏のチェロのためのものですが、それを以下にリュート用になおしたかを、原典の検討と楽器の技術的な検討の2点についてお話をいたしました。



やや専門的なことに踏み込まざるを得ないので、聴きにきてくださった方にとっては少し難しかったかもわかりませんが、資料を用意してできるだけかみ砕いてお話をいたしました。

後半は、その組曲第6番全曲を通して演奏しました。前述のように3週間続けて毎週この曲を弾いているわけですが、実は結果的に毎回少しずつ編曲を変えてしまいました。大幅に音を変えると言うことはないのですが、実際にコンサートで演奏してみると、指使いがなんか今一つ具合が悪いというところが見えてきてその都度改善をしています。今回は音そのものをいじることはなかったですが、今までの経験からだと時に追加したバスを変えてみたりすることもあり、バッハを演奏する場合いつまでたっても完成という風にはならないものです。

バロック音楽の旅9第5回講座は、今回「ギターによるバロック音楽Ⅱ」と題して、ギタリストの松尾俊介さんをお迎えしました。3年前にも松尾さんには来ていただいたので、今回は「Ⅱ」ということになります。プログラムはダウランド、ヴァイス、バッハ、ブリテンの作品を演奏していただきました。


リハーサル中の松尾さんです。

モダン・ギターでダウランドからヴァイス、バッハを深く理解して弾きこなす彼はギター界にあってとても貴重な存在だと思います。ずっと古楽の生演奏ばかり聴いてきている講座の参加者の方に全く違和感もなくアピールできたのはさすがだと思いました。



最後の曲は20世紀に書かれたギター作品の中でも傑作中の傑作と言われているブリテンのノクターナルでしたが、この曲はさすがに松尾さんの自家薬籠中のものでした。この曲の最後はダウランドの「来たれ深き眠りよ」で終わるのですが、この第5回講座を閉じるのふさわしい響きでもありました。




リュート音楽のひととき伊勢公演、東京公演

2015年12月07日 21時59分28秒 | 音楽系
11月29日は伊勢の尾崎咢堂記念館でコンサートでした。尾崎咢堂(尾崎行雄)は憲政の神様といわれた有名な政治家で、三重県(三重二区)を選挙区としていた関係で現在の伊勢市に邸宅がありました。その1933年に建築された邸宅を伊勢市が1959年に譲り受けて開設したのが尾崎咢堂記念館です。



その2階にある会議室でコンサートが行われました。主催していただいたのは、伊勢ギター友の会の方達で、実は10年近く前にも同会主催のコンサートでリュートを演奏したことがありました。



リュートを初めてご覧になるという方も多いとききましたので、楽器の説明や由来などをマクラにお話させていただき、各楽章ごとに簡単なお話を添えて演奏をしました。曲目は、ヴァイスのソナタ第18番とバッハの組曲ニ長調BWV1012の2曲。とても重厚で長大な曲でしたが、皆さん熱心に聞いて頂きとても嬉しかったです。

次の週、12月5日は東京都文京区本郷にある、名曲喫茶カデンツァでのコンサート。プログラムは伊勢公演と同じです。


当日朝、某ホテルで、やや落ち着かない感じ。

実は意外というか当然というか東京には名古屋よりもずっとリュート関係、音楽関係の知り合いが多く、皆さんにコンサート案内をさせて頂きました。リュートの愛好者グループも複数あり活動も活発なので、それらを通じても宣伝していただきました。その甲斐あってか、リュートや声楽のプロの方、製作家の方も含め30名も入らない会場はほぼ一杯になりました。



終演後は、みなさんとしばし歓談、自作のリュートを持ってらした方もいらっしゃって、弦や楽器の話題に花が咲きました。