リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

またもや!(5)

2024年10月17日 16時20分20秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】

日経新聞の問い合わせたことを本ブログに掲載したらすぐ回答がありました。ひょっとしてこのブログを読んでいる?

以下が回答です。

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筆者の金澤先生が、長いギターの長い歴史を短い文量で説明するなかで、絵の中の楽器の詳細(5コースであること)に文量を割かなかったものと思います。いただきましたご指摘を参考に、今後も分かりやすい記事作成に努めて参ります。
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5コースギターについて文量を割かなかったのは何か意図があったのか、と尋ねているのに回答は「文量を割かなかったと思う」では回答になっていません。きちんと金澤先生に伝えて先生のご回答をこちらに伝えるべきですねぇ。

まぁ結果的にまたレベルの低い話が増えてしまいました。一応以下の再問合せをしておきました。問合せというか意見を書いただけなので回答は多分来ないと思いますが。

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当該連載は絵についての記事の筈です。4コースギターと5コースギタは時代的に100年くらいの隔たりがあり形状もかなり異なります。正倉院の5弦琵琶の写真を掲載して、4弦の楽琵琶の解説をしているようなものです。そこに文量をさかなくてどうしますか。4コースギターの話からはじめてもフェルメールの時代には5コースギターが一般的になり、当該絵画はそれを弾いている女性の絵であるということを書くのはそう文字数は必要ないはず。編集の担当の方が、ご高齢の先生が書き忘れたり勘違いしていることを先生に指摘すべきであったと思います。以前も同コラムで同じ絵で同様の間違いがありそれを私が指摘してもコラム筆者は4コースルネサンス・ギターであることをゆずりませんでした。御紙はもっとも文化的なレベルが高いと評されている中、このようなレベルの低い話が2度に渡って続くのは御紙の評価を下げるだけです。


またもや!?(4)

2024年10月16日 14時14分58秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】

日経新聞につぎのような問い合わせをしています。

【10月9日(水)朝刊掲載の「絵画に宿る古楽器の調べ(6)フェルメール「ギターを弾く女」」についてですが、解説文には4コースギターのことしか書かれておらずこの記事を読んだ読者は、描かれている楽器は4コースの楽器だととってしまいます。しかしフェルメールの絵に描かれているギターのヘッドのペグ穴を数えるとこの楽器は5コースの楽器だということがわかります。また時代的にも当時はすでに5コースの楽器の時代です。音楽史の泰斗であらせられる筆者の先生がこのような初歩的なことをご存じないとは思われず、何か意図があってのことかお伺いしたい。】

この記事に関する誤謬は先生の思い違いか勘違いかもしれないですが、低レベルな話にならないよう願うばかりです。今のところ回答はありませんが。

さてついでと言ってはナンですが、せっかくこのフェルメールの絵の話になったので演奏家視点でこの絵をもう少しじっくりと眺めてみましょう。

この指はFmのコードを押さえようとしている感じですが、3コースのラ♭に1の指あと一歩が届いていません。これから届くところを描いたのかもしれませんが。

そもそもこの楽器、ネックの黒檀部分の弦と胴体から来ている弦がつながっていません。こんな楽器はありえませんよね。おまけにネックに描かれた弦を長く描き過ぎたのか、ポチっと出てしまっているように見えます。丸のところをごらんになってください。あとネックと胴体の接合部の湾曲もなんか少し変です。(1コース側)

楽器的視点から見ると全体的にこの絵の描き方は雑なように感じます。はじく部分の弦の描き方が曖昧だし。美術家の中には、弦が振動しているのを描いたのだとおっしゃる方もいるようですが、いくら何でも弦はそんなベランベランには張られていません。それは弦楽器を全くご存じない方の説です。

あと楽器全体から受ける印象はネックが妙にそっているように見えます。

まぁそういう楽器だったのかもしれませんが。

美術史家の評では、この絵の評価はあまり高くないそうです。顔の描き方や服の描き方などからそう評価されているようですが、楽器の描き方もかなり雑です。


またもや!?(3)

2024年10月11日 11時55分38秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】

実はこの絵は何年か前に同紙の別のシリーズのコラムでも扱われていて、描かれている楽器を4コースのルネサンス・ギターだと書いてありました。これは明らかに間違いなので日経新聞編集部を通じて著者である美術関係の先生に問い合わせをしてもらいました。編集部を通じて返答をいただきましたが、描かれている楽器は4コースのギターであり、オランダのこの時代でもまだ4コースの楽器が使われていた可能性は大であるという内容でした。このくだりに関しては以前の当ブログでも書きました。

今回のコラム、まさか金澤先生が以前のコラムの著者のような間違いをするわけはないと思って読んでいきましたら、どう読んでも描かれているギターは4コースの楽器であるとしか読めません。

コラムの記事(有料会員しか読めないかも)(_ _)

正確に言うと、この絵の楽器が4コースのギターだとは書いてありません。5コースのギターだとも書いてありません。1550年代の4コースギターについての解説が書かれているだけです。でも普通の読み方をするとフェルメールの絵のギターもやはり4コースだというふうに読めます。4コースギターの時代から100年くらい経ってギターは5コースになってオランダでも大流行している、ということを書かないでどうしますか!

前回は音楽史に関しては素人の美術史家の先生だったですから仕方がないと言えば変ですが、まぁそんなところでした。でも今回は音楽史に精通されているはずの金澤先生です。大先生がおっしゃったことに対してわかっている人がいくら反論してもそれが極少数の場合だと、何も分かっていない多数の方にどれだけ言っても大先生が正しいとなってしまうかも知れません。そうなるとまさに衆愚の様相です。

秀吉の御前演奏曲が「皇帝の歌」だと結果的に定着させてしまった皆川達夫説とともにまた日本の古楽界隈におけるレベルの低い話がまたひとつ増えてしまうかも。他にもまだその手の話しはいくつもありますが、ここでは日本の古楽界はレベルが低いとだけ言っておきましょう。


またもや!?(2)

2024年10月10日 15時30分06秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】

答えは10本です。ヘッドを見ると裏からペグが通されていて端が表にでています。これを数えると10個ありますので、弦は10本張られていることになります。ヘッドの下方にはペグのつまみの部分が少し見えています。ヘッドの白く塗られた部分が6つありますがこれを数えてはいけません。これは装飾的な塗装なんでしょうか。あまりこういうのは見たことがないのでよくわかりませんが。

ボディのあたりの弦を数えても、この絵の場合なんか弦がはっきりと描かれていませんので、よくわかりません。ここを数えて4コースだという人もいるかも知れません。

日経新聞、文化欄のコラム、「絵画に宿る古楽器の調べ」シリーズは毎日楽しみに読んでいます。レベック、ヴァイオリン、ガンバ、リュートと来ていますので10月9日第6回目はギターかな?と思っていたら大当たりでした。フェルメールの「ギターを弾く女」です。

コラムの執筆は音楽学の泰斗、金澤正剛氏。氏とは面識はありませんが、氏がハーバード大学で研究されていた頃に出版した「アントニー・ホルボン全集1」(1967)を1970年代始め頃に買いました。3290円でこのテの学術的な書籍としてはとても安価に設定されていました。多分大学から補助が出ていたのだと思います。ドルの価格でも9.95ドルでした。この頃は円がまだ固定相場か、変動相場になったばかりの頃ですので、日本の販売価格3290円はかなり良心的だったと思います。

背表紙は本当は表紙と同じ色でしたが、本棚に入れておくうちに退色してまいました。

 


またもや!?(1)

2024年10月09日 18時01分07秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】

リュートを聴くのが初めてというお客さんが多そうなコンサートではときどき次のようなトークをします。

「このバロック・リュートは弦がとても多いですけど何本あるか数えていたかたもいらっしゃったのでは?」

(かすかな反応)

「ではもう次の曲を演奏しますので、その間に数えてみてください」

(演奏が終わる)

「はい、何本ありましたか?」

「18本」「23本」「20本」・・・

「はい、実は24本弦が張られています。ひょっとして弦をはじいているあたりを数えていませんでした?これを数えるのはなかなか大変ですよね。それよりこちらを数えるいいですよ」

(と言って、ペグの方を指し示すとみなさんなるほどと納得のご様子。少し受けた?)

弦楽器は必ずペグ(糸巻)に弦を結んで調弦しますので、糸巻の数=弦の本数です。

さて下はフェルメールの有名な絵ですが、この楽器に張られている弦は何本でしょうか。


(マスタークラスと師事)xレッスン(3)

2023年10月25日 21時34分06秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
そういう方がとんでもない低レベルの演奏を公開したり、中には有料のコンサートを開く人もいらっしゃいます。こういうことはやってはいけません。

(音源)
例えばこんな録音がネットに転がっていました。

謎曲(全部は聴くに堪えないのでハイライトだけです)

これ、どういう曲か分かりますか?この演奏で曲名がわかる方は相当練習を積み重ねて沢山の曲を弾いている方です。プロでないとわからないかも知れません。こういう演奏をアップして恥ずかしくないんですよね。まぁこの演奏の方が、前回のエントリーで言っているような方かどうか実際には分かりませんが、困った演奏であることは確かです。

この演奏の方はどういう方かは分かりませんが、私は実際に何人か困った人の残念な演奏は知っています。そんなこと、お前はプロなんだからはっきり当人にいっちゃえばいいのに、という声が聞こえてきますが、私の生徒になった暁にはいろんな問題点を改善すべく微に入り細に入り助言させてもらいます。でもそうでない人に「あんたきちんと基礎からやらんとアカンで」なんていきなりは言いません。もちろん他のリュートプロの演奏についても、このブログでは一切批評・評論をしていないのはご存じの通り。

念のため申し添えておきますが、いい演奏をされるアマチュアの方も勿論沢山知っています。でもこういった残念な演奏は他の楽器では聴いたことがなく、リュートだけの様な感じがします。クラシック・ギターも60年くらい前は近所にその「謎曲」レベルの方がチラホラいましたが、いまではすっかりいなくなりました。

アマチュアの場合も結局プロ(プロ志向)の人と同じで、信頼できる師匠のもとでしっかりと基礎を学ぶべきです。そうしたベースがあって、ときどきマスタークラスを受講する、というのはとても効果があることだと思います。師匠とは少し異なる角度のレッスンは音楽のセカンドオピニオンになるかも知れません。

(マスタークラスと師事)xレッスン(1)

2023年10月23日 13時58分10秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
主に海外の奏者を迎えてのマスタークラスがときどき各地で開催されています。マスタークラスって大層な名前ですけど、実際参加される方の多くはアマチュアで、まぁ実態はワンショット・レッスン会でしょう。

同じレッスンでも特定の信頼できる師匠について継続的に受けるレッスンもあります。

この2つのタイプのレッスン、レッスンをする側からするとかなり内容的には異なります。マスタークラスの場合はあくまでも50分程度で完結しなければならないので、たとえこれでは箸ににも棒にもと思ったとしても、いいところを見つけてとりあげ、時間内にシャンシャンシャンで終了することになります。

師匠からの継続的レッスンはそれとはかなり様相が異なります。師匠としては、何とか実力をつけてやらなければなりません。これは街の教室でのレッスンでも音楽学校でのレッスンでもスタンスは同じです。もし実力が着かない(上達しない)場合、街の教室であれば生徒は離れていくし、音楽学校の場合は留年、強制退学という憂き目にあうこともあります。(実際そういう例を知っています)ですからレッスン自体はシャンシャンシャンではなくいきおい厳し目になります。もちろん街の教室とプロを目指す学生がはいる音楽学校とはレベルが違うので、街の教室においてプロレベルのレッスンをすることはまずないですが。

よくプロと称する演奏家のプロフで、現代楽器では誰それに師事と書いてありますが、古楽器としてのキャリアには誰それのマスタークラス受講としか書いていないものがあります。有名な方のマスタークラスであっても、マスタークラス受講だけでは基本的には上述しましたようにそんなに深く勉強したことにはなりません。

それは考えてみたらわかります。年に1回程度のマスタークラスでのシャンシャンシャンレッスンと音楽学校で毎週師匠から厳しいレッスンを受けるのとどちらが実力がつくかです。中には有名誰それに友好的にマスタークラスのレッスンを受けたことがあるなんてプロフもありますが、それは友好的には違いないでしょう。敵対的にマスタークラスのレッスンをする先生なんていないでしょうから。

某プロはマスタークラスで指導を受けただけで誰それに師事なんて書いています。実はその方がその誰それが教えている音楽学校に在籍した形跡はないのです。「師事する」の定義はさておいても、大したことは勉強していないことは確かです。もっともその方は誰のレッスンも不要なほど天才的な方なのかも知れませんが。


風評被害

2023年08月22日 16時20分44秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
福島第一原発の処理水海洋放出が24日にも始まるそうです。岸田首相と漁業関係者の話がもたれましたが、双方の声とそれを伝えるマスコミの報道姿勢をよく見てみますとなかなか興味深いです。

全漁連の会長さんは、「(首相との)約束は破られてはいないが果たされてはいない」

うまいこといいますねぇ。この方きっと有能な政治家になれるのではないかと思います。政府側も漁連側もなんとなく納得してそしてご自分の立場も安泰ないいかたです。まぁそれでも漁連側に、政府の方針に従って下さい、と言わんとしている感じが一番多く伝わる感じがします。

現場の漁師は、(わしらは放出に大反対だ)という内容のことを熱く語ったあと、「首相がワシらの前に来て頭を下げて頼んだら、ワシも腹はたたんわな」とポロッと仰いました。岸田さん聞きました?これってとても重要なことですよ。こういうことをちゃんとすることが政治家の仕事です。

テレビのコメンテータ1、「科学で大丈夫といっても心のどこかに疑いの気持ちがある」だから海洋放出するのは信じられないという意見。

同番組のコメンテータ2、どこの原発でもトリチウムは放出している。海洋放出反対というのは中国などの外交のカードとして使われているにすぎない。首相が漁師達と魚を食べて話合いなどを持てば理解し合えるのではないか、という意見。

台風7号はどっかの国の陰謀で日本に上陸するように仕組んだ、という人はさすがにいません。でも風評は自然発生ではなく誰かが一番最初に操作しているものです。多分コメンテータ2の言うように日本の周りの外国が外交カードとしたりまた日本の世論工作をしているのでしょう。一部の政党はまるでその代理店みたいだし。コメンテータ1の意見はよく聞く意見ですが、これは視聴者に不安を煽っているだけです。

日本の政治家がすることはもっと積極的に世界に訴えかけることです。でも岸田さんは外交の場で訴えかけるようなことは得意なんでしょうけど、もっと泥臭い方法、それこそ「ワシらの前に来て頭を下げる」なんてことはようせんでしょうなぁ。なんせお公家さん集団の流れを汲む派閥出身ですから。実際に頭を下げたりするかどうかは置いておいても、こういう調整をするのが本当の政治家の仕事だと思うんですけどねぇ。

またマスコミは、漁業従事者と政府の対立の構図を煽ってばかりいますが、ことの本質は風評被害が出ることです。科学的な安全性はIAEAを始め専門家の先生が何人も証言をしています。どんな物質でも薬にもなり人畜無害にもなり毒にもなります。塩は摂取しないと生きられませんが、摂取しすぎると病気になります。中国のムリ筋のいいがかりを巧妙に補強するようなコメンテータ1のようないいぐさは慎むべきです。風評被害を作っている人、機関、国家に対してメスを入れるべきです。マスコミや一部の政党はいったいどっち向いとるんですか。

苦労するクレカ情報の更新

2023年03月16日 12時55分29秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
クレカ情報の更新、最後のビXグローブにまだ手こずっています。

苦労して探したメールでのお問い合わせの返答に載っていた方法、KxDIお客様センターに電話で問い合わせというのをしました。例によって長々と待たされたあとやっとつながりました。

最初に携帯の電話番号を教えてほしいというので、伝えましたところそのような番号は登録されていないとのこと。いろいろ伺ってみると、どうもビXグローブから間違った電話番号が、支払い業務委託先のKXDI伝わっているようです。それがonlineでクレカ情報を変更しようとしたときに、2段階認証のコードがSMSに届かなかった理由かもしれません。それを確認するにはビXグローブでしかできないとのことなので、それはまたあとで確認することにしました。

結局クレカ情報の更新は書面で行うことになり、書類を送ってもらうことに。届くのはⅠ週間くらい後だそうで。えええ!!昭和かよ!!いえいえ昭和ならもっと速いです。江戸時代でも早飛脚ならそのくらいで届きます。ここは「嘉永かよ!」です。(笑)

そのあとでビXグローブのお問い合わせ電話番号を教えてもらいましたので、そこに掛けてみました。そもそもその番号はHPを探しても見つからず(隅っこのわかりにくいところ書いてあったかもわかりませんが)KXDIお客様センターのお兄さんに教えて頂きました。

そのビXグローブ電話お問い合わせセンターのお姉さんに長々待たされた後つながりました。話を聞いていくとやっと問題がわかりました。私がビXグローブと契約したのは、ビXグローブがKXDIに支払い業委託する前で、登録の際「連絡先」として固定電話の番号を伝えておきました。で、委託がきまってビXグローブが顧客情報をKXDIに送る際に、携帯の番号は送らず機械的に「連絡先」として記入してある固定電話番号だけを伝えたということです。それで2段階認証をするというのですからアXっちゃうかといいたいです。

クレカ情報の更新をビXグローブで受け付けてくれるといいのですが、業務提携先のKXDIのサイトへ行ってそこで自分で変更しといてちょ、という無責任極まるやり方がそもそもいけません。さらに提携先と加入している携帯番号情報を共有していないという大欠陥。ということでセンターのお姉さんに私の携帯番号をKXDIに共有してもらう手続きをお願いしました。ところが今日からすぐ結果が反映されるのかと思いきやなんと、それは来週の中頃以降だそうで。むむむ、一事が万事。多分退会するのもここはえらい手間がかかりそうです。

iPhoneもUSB Cに!

2022年06月09日 14時52分18秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
EUが域内の電子機器の充電端子をUSB C に統一するようです。iPhone はライトニングと呼ばれる端子しかありませんから、この統一方針は事実上iPhoneに向けてのものでしょう。私もiPhoneを使っていますが、USB C になればそれなりに便利かなという感じはします。今使っているソニーのDAPもType Cだし。でも別にいまのままでも特に不便は感じません。

それよりEUってちょっとえらっそーじゃありません?少し前の自動車のディーゼルからEVへの急展開だってなんか自分たちの都合でやりたい放題みたいな感じがします。

EU=ドイツ=中国の思惑という繋がりがあるのかと勘ぐったりしますが、まぁそんなわかりやすいものではないでしょう。こういった規格のデファクトスタンダードは市場が決めるものだと思います。

まぁ確かにアップルも自社規格の押しつけみたいなことをやっていますので、どっちもどっちという感じはします。それに接触部がむき出しのライトニングはなんとなく気にはなります。でもUSBの規格はいろんな接続規格の競争を勝ち抜いてきたものです。昔はいろんなのが乱立していました。RS-232Cでしたっけ、プリンタをつなぐでっかいやつ。SCSIとかIEEE1394なんかもありました。USB自身もいくつかあって、Type Cではやっと裏表のないものになりました。

放っておいても今後ライトニングがUSB C を駆逐することは絶対ないでしょうし、恐らくそのうちAppleもType Cに流れるでしょう。市場にまかせておけばいいのです。EUさん、あんたがやることではないです。