池袋の痛ましい事故から1週間が経ちました。歩行者が犠牲になる交通事故があとを経ちません。日本は車が多いうえに、交差点の横断では車と人が交差しますので事故の確率が高くなります。人が移動するラインと車が移動するラインが交わらないようにするのが一番ですが、なかなかそうはなっていないのが現状です。
安全に道を横断できるようにと、至る所に横断歩道橋がありますが、本当は地下道にするべきですよね。横断歩道橋は階段が多いし、冬は寒くて雪が降ったら階段が危険です。地下道は建設費用がかかるので横断歩道にしたということなんでしょうけど、カネ自体はあるはずで要は意識の問題でしょう。そんな中愛知県の岡崎・豊橋間の国道1号線には横断歩道橋がなく、みな地下道になっています。(いつも通る道ではないので、少し記憶が曖昧ですが)当局のやる気というか意識次第ですね。
留学していたスイスのバーゼル市は人の通るところと車の通るところがほぼ完全に分離されています。横断歩道では人と車がクロスしなくてはいけないので車にはねられる危険性がありますが、車は横断歩道の手前で100%停止してくれます。これはバーゼル市だけではなくスイス中どこでも車はちゃんと止まってくれます。日本では停止することをあてにして信号のないところの横断歩道を渡ろうとすると、はねられる確率の方が高いと思います。
駅の南にあった下宿からスコラまでいつも歩いて通ったのですが、道中はとてもスムーズで安全でした。まず、下宿を出て駅に向かいます。駅前の道を渡るのですが、横断歩道の手前で立っていると車が止まってくれるので遠慮無く渡ります。そして駅の跨線橋をわたり駅の北側に行くのですが、途中上りは動くスロープがあります。跨線橋は車椅子の人だけでなく盲目の人も含めて完全バリアフリー仕様です。盲目の方のためには、日本の点字ブロックではなくて、足下に浅い溝が刻まれていて、それを杖で伝っていけるようになっています。その溝の周りは白く塗られていて、なんでも視覚障害の人は黄色より白の方がはっきり見えるというのがその理由だそうです。
で、跨線橋を渡り駅を出て駅前の少し広くなったところを渡りますが、トラム(市電)だけは止まってくれませんので注意する必要があります。もっとも駅の停留所の近くで速度は遅いし、レールがあって通り道がわかるので余程のことがない限り市電とぶつかることはないでしょう。そのあとは地下道を1回通るだけで一度も車が通るラインとクロスせずにスコラに到着します。所要時間は片道約15分くらいでした。
ウチの近所は車が多く通る幹線路から離れているまとまったエリアがあったんですが、残念なことにもともと車が入ってこない道をぶち抜いて新しい道が作られてしまいました。そんなことばかりしていたら町中道だらけになるのに。その道は随分前から計画があって時期が来たので工事したらしいですが、お役所というところは一旦計画を立てたら、たとえそれば建設時点で不要であっても作ってしまうところらしいです。名古屋の大曽根商店街を分断してできた道もそうですし、道ではないですが長良川河口堰もそうです。
都市計画に参画している人たちは長期的展望に立ち頭をしぼって税金を使ってほしいところです。件の池袋の事故では老人が車を運転することが問題視されていますが、それだけではなく根源的には人の安全を考えた街作りがなされていないところにあると思います。
安全に道を横断できるようにと、至る所に横断歩道橋がありますが、本当は地下道にするべきですよね。横断歩道橋は階段が多いし、冬は寒くて雪が降ったら階段が危険です。地下道は建設費用がかかるので横断歩道にしたということなんでしょうけど、カネ自体はあるはずで要は意識の問題でしょう。そんな中愛知県の岡崎・豊橋間の国道1号線には横断歩道橋がなく、みな地下道になっています。(いつも通る道ではないので、少し記憶が曖昧ですが)当局のやる気というか意識次第ですね。
留学していたスイスのバーゼル市は人の通るところと車の通るところがほぼ完全に分離されています。横断歩道では人と車がクロスしなくてはいけないので車にはねられる危険性がありますが、車は横断歩道の手前で100%停止してくれます。これはバーゼル市だけではなくスイス中どこでも車はちゃんと止まってくれます。日本では停止することをあてにして信号のないところの横断歩道を渡ろうとすると、はねられる確率の方が高いと思います。
駅の南にあった下宿からスコラまでいつも歩いて通ったのですが、道中はとてもスムーズで安全でした。まず、下宿を出て駅に向かいます。駅前の道を渡るのですが、横断歩道の手前で立っていると車が止まってくれるので遠慮無く渡ります。そして駅の跨線橋をわたり駅の北側に行くのですが、途中上りは動くスロープがあります。跨線橋は車椅子の人だけでなく盲目の人も含めて完全バリアフリー仕様です。盲目の方のためには、日本の点字ブロックではなくて、足下に浅い溝が刻まれていて、それを杖で伝っていけるようになっています。その溝の周りは白く塗られていて、なんでも視覚障害の人は黄色より白の方がはっきり見えるというのがその理由だそうです。
で、跨線橋を渡り駅を出て駅前の少し広くなったところを渡りますが、トラム(市電)だけは止まってくれませんので注意する必要があります。もっとも駅の停留所の近くで速度は遅いし、レールがあって通り道がわかるので余程のことがない限り市電とぶつかることはないでしょう。そのあとは地下道を1回通るだけで一度も車が通るラインとクロスせずにスコラに到着します。所要時間は片道約15分くらいでした。
ウチの近所は車が多く通る幹線路から離れているまとまったエリアがあったんですが、残念なことにもともと車が入ってこない道をぶち抜いて新しい道が作られてしまいました。そんなことばかりしていたら町中道だらけになるのに。その道は随分前から計画があって時期が来たので工事したらしいですが、お役所というところは一旦計画を立てたら、たとえそれば建設時点で不要であっても作ってしまうところらしいです。名古屋の大曽根商店街を分断してできた道もそうですし、道ではないですが長良川河口堰もそうです。
都市計画に参画している人たちは長期的展望に立ち頭をしぼって税金を使ってほしいところです。件の池袋の事故では老人が車を運転することが問題視されていますが、それだけではなく根源的には人の安全を考えた街作りがなされていないところにあると思います。