リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

準備で大忙し・・・

2011年03月31日 12時57分40秒 | 音楽系
来週からドイツで録音をする予定です。しばらくバーゼルに滞在して、途中から録音スタジオのあるドイツのロットシュテッテンというところに移る予定です。一昨年に録音したところと同じスタジオです。一昨年は、ロットシュテッテンにはじめから滞在したんですが、それはもう何もないところで、足がないと食事もままならない日がありました。(滞在したレストラン兼ホテルは休業日があるのです)ま、専業のホテルではないのでいたしかたありませんが・・・

今回はそういう事態を避けるために、はじめにバーゼルに行って時差ぼけを取ることにしました。バーゼルには、今度バロック音楽の旅講座でオルガンを弾いて頂く野田亜希さんもいらっしゃるのでお会いして話を詰める予定です。

海外に行くときはいつも前日にバタバタと荷造りをするのが、我が家の習わしです。(昨年末娘が戻ってきて帰るときも深夜まで荷造りしていました)でもなんかあわただしいので今回は、ちょっと早めにリスト作りです。でもうかうかしているとすぐ日が経ってしまうので、リストを作ったからといって油断大敵です。

今回録音するのは、バッハの組曲2番、3番(チェロ組曲が原曲)とヴァイスのロジー伯のトンボー、それとソナタロ長調からの抜粋です。まだ録音エンジニア用の五線譜ができあがっていないので、今日はこれから作る予定です。前回は、五線譜を作るのに集発前日の深夜までかかっていました。ま、飛行機の中で寝るので少々徹夜気味でもいいかって感じでしたが、さすがに疲れます。今回は多少早く進行しているので多分大丈夫でしょう。ヤンがタブラチュアを読めるといいんですけどねぇ。(笑)

ガソリン高い!

2011年03月24日 18時49分44秒 | 日々のこと
一昨日ガソリンを入れたらリッター143円でした。これでも地域では一番安いスタンドです。大震災以降あまり車を使わないことにしていましたので、前回入れたのは、2月の終わり頃、同スタンドで127円でした。えらい値上がりです。

これでも石油元売り大手は店頭価格が高騰しないよう卸価格を据え置いているそうですが、どこまで上がるのでしょうか。ガソリン高騰が続くと、そのうちナントカという法律によって税金分ドーンと値下げということになるようです。こちらとしては安くなるのはいいいことはいいんですが、税収が減ってしまうし、変更の時期前後で「入れ惜しみ」や「駆け込み入れ」の混乱が起こるので、あまりまともな法律ではないのは確かです。

休止、中止・・・

2011年03月17日 12時02分00秒 | 日々のこと
今朝ドイツ語を習いに行っている牧師さんから電話がかかってきて、今日のドイツ語のレッスンは中止になったことを伝えられました。講師である若いドイツ人の宣教師が本国から帰国の命令を受けて帰ったからというのがその理由です。このドイツ語のクラスへはなかなか忙しくていけず、久しぶりに先週に続いて2回連続で行けると楽しみにしていたところでした。

ヨーロッパでは、今回の地震に伴う原発の事故を我々が思っている以上に深刻に受け止めているようです。4月に来日を予定していた、友人のスイス人製作家、モーリス・オッティガーも日本に来るのをキャンセルしました。昨日連絡があり、名古屋の滞在予定のホテルもキャンセルしました。久しぶりに会えるとおもっていたのに残念です。

スイス政府からは日本への渡航自粛勧告が出ているようです。モーリス自身は、日本中が悲しみに沈んでいるときに、浮かれ気分で観光などできない、と言っていました。ルフトハンザもフランクフルト・成田便は休止しました。その分は中部空港発着便を増発して穴埋めするようです。

アメリカも福島第1原子力発電所の半径80キロ圏内への米軍の立ち入りを禁止を出したそうです。日本政府は何か対応が遅れているような感じがします。

できることは

2011年03月15日 18時36分29秒 | 日々のこと
11日から既に4日も経っているというのに、まだ被害の全貌もつかめていませんし、原発は大変危険な状態が続いています。まだ震災は進行中という感じです。寒く不安な日々を避難所で過ごしている被災地の方のことを思いますと心が痛みます。

さて、毎年4月1日は本ブログでは例のいい加減な内容の書き込みがある日ですが、今年はこの国難の折り、自粛させていただきます。とてもそんなムードではないです。ま、いつもは書くとか書かないとかは事前に何も言わないんですが、今回はあらかじめお知らせしておきます。

あと、今ここで自分が何をできるかをいろいろ考えてみました。まず、電力不足必至ですので、節電に努めることにしました。ただ、こちらと関東より向こうは周波数が異なるので、そんなにスムーズにはこちらの電力を供給できないらしいですが・・・テレビはつけずに、手巻き式ラジオでニュースを聞いています。

飛行機のマイルが少しありますので、これを赤十字に寄付しようかと考えています。義援金も送るつもりです。ユニクロの社長が10億円寄付したそうですが、対資産比率では社長より多く出すつもりです。

ミューズから、チャリティーコンサートの呼びかけがありましたので、早速参加意思表明をいたしました。日程がうまく合うといいのですが。

最近は、未曾有のとか、100年に一度とかいわれる事象がなぜかよく起こりますが、今回の震災はそれを上回るものがあります。大したことはできませんが、出来る限りのことはして行きたいと思います。それとともに、出来る限り早い被災地の復興を心から願っております。

第2回 Poco a Poco ギター発表会

2011年03月14日 13時26分18秒 | 音楽系
昨日は「第2回Poco a Poco ギター発表会」に行って参りました。これは鈴鹿市を中心にギターを教えてらっしゃるTさんが主催する発表会です。四日市の女性を中心としたアマチュア・ギター・アンサンブル「サルビア」さんが私の作曲した、Morning Menuet という曲を演奏してくださるというので、のこのこ出かけたわけです。

会場は鈴鹿市民会館2階展示室。鈴鹿市民会館は何度も行ったことがあるので、すぐに行けると思いきや、あれれれ、鈴鹿市民会館が見あたりません。探しているうちに、鈴鹿の裁判所のところまで来てしまいました。確実に行き過ぎです。

私が鈴鹿市民会館を見つけることができなかったのは、周りに市役所や駐車場ができて、それらが市民会館を囲ってしまった(というふうに私には見えた)から周りの感じがガラっと変わってしまったからでしょう。市民会館の北側にあった道はなくなって、市役所と「地続き」になってしまっていたし。

ということで、あたりをうろうろして遅刻しそうになりました。さらに駐車場がえらく混んでいて15分くらい待っていたので、完全に遅刻、結局、サルビアさんの出番には間に合わず、本番を聴くことができませんでした。

でも、ありがたいことに、発表会が少し早めに終わったというので、皆様のご厚意でアンコールとしてもう一度演奏して頂きました。椅子や譜面を並べるだけでも大変なのに、本当にありがとうございました。サルビアさんの演奏は、とても可憐で、この曲のスタイル(18世紀中頃のドイツあたりの様式です)を端正に表現していました。皆さんにはこの曲を大変気に入っていただき、作曲者としても大変うれしく思います。帰り際には、この曲の続きを1,2曲作って欲しいとのご要望をいただきました。古典的な組曲にするとちょっと長すぎるかもしれませんので、3曲くらいでまとまるようにしてみるといいかなと思っています。

巨大地震!

2011年03月11日 20時57分00秒 | 日々のこと
ミューズのレッスンを終えて、大曽根駅の食堂で昼食のみそカツを食べているときでした。なんか微妙に大きな周期の揺れを感じます。ひょっとして自分が貧血かなんかおこして揺れているのかなと一瞬思いましたが、どうも違います。かすかな揺れが、だんだん目に見えて大きくなってきます。食堂にいたおじさんや働いていたお姉さんが「地震!」と声にしました。

揺れはたいして大きくはなかったですが、振幅の大きな横揺れが本当に長く続きました。こんなに長く続いたのは初めてでした。あの阪神大震災のときも揺れは長く続きましたが、それよりもずっと長い揺れです。揺れ自体は震度でいうと多分2か3程度で大したことはなく、名古屋地域は何も被害はなかったと思います。でもそのとき、きっと遠いところで大きな地震が起こったのだと思いました。

大曽根駅中にあるこの食堂はときどき行くことがあるんですが、普段は皆さん黙って食事したりコーヒーを飲んだりされていることが多いんですが、今日は地震のことで珍しくコミュニケーションがありました。

こういうときに、昨日OSをヴァージョンアップした私のiPod touchは最新の情報を皆さんにお届けするのに「大活躍!?」しました。最新のOSのお陰でインターネットのブラウジングが随分速くなり大いに役立ちました。揺れの収まった直後(15時少し前)にはまだ快適につながったんですが、だんだん速度が落ちてきたので、接続するのを止めました。

自宅に戻ってテレビをつけましたら、その被害映像に息をのみました。息子が東京に住んでいるので、地震直後に安否のメイルを書きましたが、いまだ返事が来ていません。ま、大丈夫だと思うんですが。あと、娘婿の親がハワイ島に住んでいるので、津波が心配です。キラウエア火山は噴火するし津波は押し寄せるし、心配です。スイスのモーリスからは心配するメイルが届いていました。

楽譜ソフト

2011年03月10日 12時02分30秒 | 音楽系
河合楽器が出している楽譜ソフト「スコアプレーヤーFX」のサポート中止の案内が届きました。これはフリーソフトでそういや何かの必要があってダウンロードしたことがありました。全然使ってませんけど(笑)。

メイルでは、スコアーメーカーシリーズはサポート中止、スコアーメーカーFXシリーズはサポート継続とありました。

私が使っている楽譜ソフトはシベリウスですが、日本ではフィナーレが最も有名なようです。フィナーレも以前使っていたことがあり、まだヴァージョンアップの案内が毎年来ます。ヴァージョンアップの葉書が届くたびに、また一度使ってみようかなんて思ってしまいますが、いつも思いとどまっています。(笑)

私が使っていたフィナーレは2003年版ですからもうかなり前ですが、いまだにかつてのユーザーに案内を出すというのはさすがに商売熱心。こういうことが日本で一番使われている楽譜ソフトたる所以かも。

シベリウスはとてもユーザフレンドリですが、ヴァージョンアップの頻度が少ないですねぇ。ま、ヴァージョンアップが多ければいいというわけではないですが・・・それとサポート体制が若干弱いかもしれません。以前はヤマハがやっていて、大会社という安心感がありましたけど、ヤマハが手を引いてから、サポートの会社が2回かわりました。

シベリウスではタブラチュアと五線譜の混在の楽譜が書けますが、フィナーレではどうなんでしょ?ただシベリウスのリュートタブラチュアは根幹はしっかりしているんですが、リズムサイン系が不完全なのと、バロック・リュートなどのバス弦に対応していないという問題点があります。次のシベリウス7では対応してほしいところです。このあたりが完全に対応していれば、フィナーレに乗り換えてもいいんですけどね。

確定申告

2011年03月08日 15時06分53秒 | 日々のこと
昨日に続き、書類提出。今日は確定申告の書類を提出して参りました。以前は税務署に出向いて指導してもらいながら書いたものですが、最近は国税庁のホームページを利用して書類を作成しています。e-taxにするという方法がありますが、機材を購入したりする手間などがあるし、大した分量もない申告ということもありメリットはないでしょう。

提出の会場は税務署ではなく、昨年から市役所の5階に変わりました。税務署は以前中学校があったところにありますが、実は私はその中学校の卒業生。税務署に行くとこのあたりが校門で、下駄箱がこのあたりに・・・なんて懐かしかったですねぇ。

書類はすでにできあがっていますので、提出のみです。あっという間に提出、会場には1分くらいいただけで、退出です。ホームページで作る書類は計算の間違いもなく、とても便利、の巻、デシタ。

書類提出

2011年03月07日 19時09分14秒 | 音楽系
今日は二つの書類を作成して、提出してきました。ひとつはバロック音楽の旅IV講座の書類で、公民館に提出してきました。提出したのは実績報告書や収支決算書、出席名簿などです。この事務量はひとりでやるとそれなりの分量ですが、誰かに頼んでやってもらうというには、ちょっと量が少なすぎます、というか誰かに頼むと、説明したり連絡を取り合ったりすると言う「事務」が発生してかえって仕事が増えてしまいます。(笑)

企画、提案、運営、講師、事務と一人五役にもなりますが、企画、運営、講師は任せるわけには行きませんが、提案とか事務をお任せするのは可能かも。公民館に行くと、担当の方は今日はお休み。別の方にことづけてきました。

あと一つの書類は、CDリリースの契約書類。これは郵送ですけど、これでやっとCDが出ます。書類自体は日付を書いてサインするだけですが、法律関係の英文ですので、読むのに時間がかかりました。契約では、4月か5月頃に出ることになってますが、もうちょっとかかるかも。でもその前に第二弾の録音が。あ、そのまえにそれの練習です。