リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

SSD壊れる

2013年08月30日 12時58分32秒 | 日々のこと
自作パソコン5号機で使用していましたSSDが壊れてしまいました。SSDというのはハードディスクの代わりに使う装置で、メモリがハードディスクの代わりをするようなものです。ハードディスクと異なり、機械的駆動部分がないので音がしません。でも書き込み回数にかなり制限があって寿命は短いといわれています。

このSSDは2011年の11月に導入しましたが、2年も経たないうちに書き込みができなくなりました。何か次のことを使用とするとウィンドウズがピタっと止まってしまうのです。いくらなんでも早すぎるとは思うんですが・・・そういやここ半年くらい、急に画面がブルースクリーンになることが何度かありました。まぁ、あたりが悪かったんでしょう。

読み込みはたぶんできるのではと思ったので、ハードディスクとハードディスクをまるごとコピーできる機械を使って手持ちの1テラハードディスクにコピーをしましたら、無事コピー完了、5号機はよみがえりました。

そのハードディスクはデータバックアップ用に買っておいたもので、速度はとても遅いし音も結構うるさいものです。なにしろ安かったもんですから・・・で、ここでむくむくと物欲がわいていきましたて、そうだ、新しいのを作ろう!今でしょ!みたいな。(笑)

ということでほとんど置いてあっただけの4号機(2006年製作)をまず解体することにしました。


解体中の4号機

まだ一応動くマシンなので、動作に最低限必要なパーツ(マザーボード、CPU、メモリ、CPUクーラー、電源など)は箱詰めして保存することにして、10年以上使っているケースとかしょうもないボードとかファンなんかは粗大ゴミで捨てることにしました。

で、早速大須のツクモに行ってパーツを取りそろえました。先日息子に作ってやったときは、最高スペックのパーツを惜しげもなく使いましたが、自分用には大体2番手くらいのパーツを選びました。いままでずっとそのポリシーで作っています。まぁ、ビデオ編集とか負荷の高いゲームをするわけでもなく、せいぜいソフトシンセを稼働させる程度ですので、そんなに最高スペックのCPUは要りません。メモリは32Gでフル実装しましたが。

大きめのミドルタワーケースを買ったので、組付けは非常にスムーズに。息子に作ってやったときはmicroATX用のケースで組み付けに難渋しましたが、今回はあっという間に完成です。それにちょっと怪しげな業者から超格安で買ったWindows8Proをインストール、さらに同じく怪しげ業者経由超格安オフィスなどをインストールしていきました。その他いろんなツールなどもインストールしていますので、1週間くらい経った今もまだすべてのインストールが終了していません。データのバックアップ体制もきちんと整えないといけないし。

4号機を解体したり、5号機も久しぶりにフタを開けて覗いたりしたんですが、コンピュータの世界はホント進化が早いです。4年前の5号機でもヴィテージな香りがすでにただよっていましたし、7年前の4号機なんぞ他の分野で言えば昭和の香りがする、といった趣でした。



一応完成しました7号機です。裏面配線のおかげでとてもすっきりしてます。このあと5号で使っていた別のデータ保存用のSSDとメモリ16Gを追加インストールしました。

懲りずにまたSSDを使っていますが、そのおかげで動作音はマシンに耳を近づけるとやっとかすかに音がする程度。実質的には無音と言っていいでしょう。もっとも中でファンが4つ回っているので(そのうち一つはほとんど停止状態ですが)音源は確実にあります。最近出たパソコン誌に全くファンがないマシンの作例がありましたので、ちょっと早まったと思いましたが、ま、今回はこんなもんでしょ。

リュートが完成です

2013年08月21日 19時35分15秒 | 音楽系
リュートが完成しました。

フランス在住の製作家、スティーブン・マーフィーから完成した旨の連絡があり、写真を送ってきました。



写真では大きく見えますが、弦長65cm、11コースの、バロック・リュートしてはずいぶん小さい楽器です。

ペグボックスの装飾です。



鳥目柄のメープルは美しいですね。



こちらに送ってもらったとき、空港で暑い場所に放置されると困るので、PDFファイルで「暑いところに置かないで下さい」という注意書きをスティーブンに送っておきました。これを印刷してもらって、梱包に貼ってもらうわけです。

ヨーロッパではもう日本でいうと秋たけなわですから、温度の問題はありません。日本ではまだ熱帯ですから、中部空港に到着したとき、暑いところに長時間放置されると、リブの塗装がまだ完全に乾燥していないので、影響が出てきます。

今日テレビで、東京はシンガポール、バンコク、クアラルンプールより暑いというニュースをやっていましたが、名古屋は東京より暑いんですよねぇ。(-_-)

ツアーバス

2013年08月13日 12時59分50秒 | 日々のこと
所用で東京に行ってきました。久しぶりにツアーバスで。もっとも8月からは制度が変わって正式にはツアーバスとは呼ばないですけど。

今までは名古屋の駅西ビックカメラの向かいあたりから乗車でとても便利でしたが、場所が変わって、名古屋駅からはズーッと南側のこんな遠いところです。



歩いて行こうか、あおなみ線に乗って「ささしまライブ」まで行って歩こうか迷ったんですが、乗り換え案内で調べましたら、ささしまライブまでは所要時間1分。これは多分乗っても意味がないでしょう、ということで、近鉄の名駅通り出口から出て、ナナちゃんの下をくぐって、徒歩15分、いやー朝ですが暑いです。冬もこんなに歩くのはちょっと。これはもう、次は乗らないですね。バス代も7000円で2倍近くなったし。東京についてからも、名古屋同様東京駅のはるか南でした。

乗降場所が駅隣接のJRバスの方が便利ですので、結構そっちにお客が流れるのでは。でも今チャンスなのがLCC(値段の安い飛行機)ですよ。ヨーロッパでは10年以上前から普及が始まり今や当たり前の存在です。

セントレアとか県営名古屋空港(小牧)と羽田で3000円というのが出てくればいいですねぇ。がんばってほしいですねぇ。でもまぁこれだと新幹線が影響を受けるので反対する人も出てくるかも。

祝!記録更新!

2013年08月10日 17時11分41秒 | ローカルネタ
やりましたね、桑名!今日は16時20分現在で宮崎県の西米良と同位の8位、39.2度です。で、観測史上1位の値を更新です。もっとがんばれ!

午前中お墓参りに、市内の大福田寺に行って参りましたが、猛烈な暑さに汗だくでした。
これだけ暑いと、リュートを持って30秒歩くだけで中の楽器はホッカホッカになってしまいます。今日いらっしゃったリュートの生徒さんの楽器もウチの駐車場から自宅までのわずか2,30秒の間で楽器が充分熱くなっていていました。レッスン室はキンキンに冷やしてあるので、調弦が大変。

子供の頃はこういう日でも外で遊んでいた記憶があります。それであまりに暑いので近所の川に行くとそこはひんやりした別世界。唇が真っ青になるまで泳いでいたものです。唇が真っ青になるのが帰るときの目安。帰ったらスイカでも食べて・・・夏の世界ですね。
でもその川は護岸工事が施されて、人のアクセスを拒否しているみたいだし(昔は土手を上手に降りて行きさえすれば川の流れに近づけました)、豊富にあった石ころもどっかの業者が取り尽くしたのかほとんどなくなっているし、何より水が濁ってそもそも泳げるような川でなくなっています。でもかつての川の水の匂い、今でも覚えています。

台所洗剤(怖い話もありますのでご注意)

2013年08月09日 16時30分53秒 | 日々のこと
台所の洗剤がなくりましたので、近所の三共油脂という会社に洗剤を買いにいきました。三共油脂市内の旧道沿いに工場があり、店舗はありませんが、行くと直接売ってくれます。この洗剤は合成界面活性剤を含まず、動物性油脂で作った今でいうエコな洗剤です。ここの工場は小規模な町工場で、娘がまだ小学生だったころ、夏休みの宿題のためにここの工場を見学させてもらったのですが、とても小ぢんまりした人力作業が多い工場だったのが印象に残っています。今も同じ工場で作っているので相当老朽化していることだろうと思います。店で応対してくれたおじさんも、だいぶ年を食ってきたし。


ゲル状になった洗剤を水に溶いて使います。

ここの洗剤のことを知ったのは、昔東急ハンズで同洗剤を初めてみたときでした。確か1600円くらいだったと思いますが、うちに帰ってから箱に書かれてある製造事業者を見ましたら、なんとうちからそんなに離れていないところにあることがわかり、何もわざわざ名古屋まで買いに行く必要がなくなりました。直売ですと1200円で安いし。

近年では合成洗剤を使った方が環境負荷が少ないというので、動物性油脂を使ったものより優れているという論調があるのですが、合成洗剤は私は人間に対して毒性があるという側面を見た方がいいように思います。それは次のような言うも恐ろしい体験に基づいています。

子供のころとてもボロい家に住んでいたため、そこいら中にゴキブリが出てきていました。夜寝る前に台所で歯を磨いていると、流しにゴキブリがゴソゴソと出てきます。当時大変残酷な性格であった私は、なんとかしてコイツらを殲滅してやろうと、いろいろ知恵をしぼりました。

最初は流し口に栓をして水攻めにしたんですが、簡単に這い上がってきます。そこで、流しの周囲に石鹸を塗って、這い上がらないようにしました。そのうえで一気に栓を抜いて流したのですが、すべてが流れていくわけではありません。

そのころ、給食を作るおばさんたちの中で、素手で合成洗剤を使って作業をしていたら、多分洗剤が原因で肝臓障害が出ているということが新聞に載ってました。どうも合成洗剤には毒性があるらしく、そのことを思い出した私は、合成洗剤をゴキブリにかけたらという悪魔のような方法を思いつきました。

例のように流しの周囲には入念に石鹸を塗り、ゴキブリが何匹か出てきたところで水をはり、少しもがいているゴキブリめがけて、台所用の合成洗剤をタラリとかけてやりました。すると効果覿面。とくに仰向けになっているところにタラリが一番効果的でした。やはりよく浸みいるのでしょう。そしておもむろに栓を抜くと、一斉にゴキブリは流されて配管の中に。これで一巻の終わりです。

でもせっかくこうして方法を確立した私でしたが、この面倒くさい方法は以後あまり使いませんでした。直接ぶったたいた方がはるかに効果的で手っ取り早かったからです。

子供の頃のこのような暗く残酷な体験から、合成洗剤というのは毒性があるということが、身に染みて感じています。長じて台所とかお風呂では一切の合成洗剤は使わないようになりました。シャンプーも三共油脂製でリンスはクエン酸を水に溶いたものを使っています。もっとも洗濯では合成洗剤を使うときもありますので、その辺がちょっと中途半端なところなんですが。(笑)そうそうちなみに、この三共油脂製の洗剤は現在では東急ハンズにはありません。おじさんに聞きましたら直売のみだそうです。

はずれ

2013年08月06日 12時37分26秒 | 音楽系
先月末にポール・マッカートニーの来日先行予約チケット申し込みをしました。当落が電話で確認できる期日になりましたので、さっそく確認しましたところ、みごとというかやっぱりはずれ。そりゃものすごい数だからなかなかあたらんでしょうねぇ。

ポール様のコンサートは10年前東京ドームで行われたコンサートに行きました。ポール様のお顔は点でしか見えない席でちょっと残念でした。ああいう巨大コンサートはどうしてもそうなるんですよね。

そういえば会場に入るときに三菱自動車のコルトが新発売ということで展示してありました。担当者は、もうこれが売れなきゃ三菱はつぶれますなんて言っていました。コルトはやっぱり売れず、でも三菱自動車はまだつぶれていません。強い会社なんですねぇ。

ポール・マッカートニーは御年71歳、現役バリバリのミュージシャンです。日本ポップス界ではその歳で現役感あふれるひとはいないですねぇ。矢沢永吉?松任谷由実?山下達郎?井上陽水?、現状を考えるとちょっと無理っぽいかな。

なにせ彼のコンサートでは50年に及ぶ創作活動の中から選曲されますから圧巻です。ライブでも結構取り上げられる、I saw her standing there なんか1963年の録音ですからねぇ。音楽史を見てもこれほど長い創作スパンを持っている人はまれでしょう。ラインケンとかテレマンとか少し新しいところではサン=サーンスあたりが長生きして創作活動期間が長い人です。ポール様は彼らに匹敵しますねぇ。そういう音楽史上稀に見る人ですから、皆様ぜひ機会があればライブに足を運びましょう。

桑名の石取祭【追記あり】

2013年08月03日 23時20分55秒 | ローカルネタ
今日から桑名の石取祭(いしどりまつり)が始まりました。電源を使わない音としては、世界一大きな音がでる祭りでしょう。多分。なんとかうまいことやってギネスに登録できるといいなと思うんですが。(笑)

今日は第1日目で試楽(しんがく)と呼ばれています。午前零時に開始することになっていますが、それをたたき出しと呼んでいます。

早速午前0時に近所の通りに集結する祭車を見にいきました。



近所の町内の車が集まっているだけですので、そんなに沢山の祭車がいるわけではありませんが、やはり大迫力です。



この祭車の車輪を破魔(はま)といいますが、子供の頃は車輪のことをハマというものと思っていました。自転車のハマに空気を入れるとか、自動車のハマがどうたらこうたら・・・ハマが破魔であり、一般的には車輪のことをハマとはいわないということを知ったのは、高校生になって古典を勉強し始めたころでした。

実はうちの町内も50年以上前までは祭りに参加していました。江戸時代の下級武士であった渡邊平太夫という人が書いた桑名日記にも石取祭のことが何回か出てきますが、多分彼が住んでいたところから一番近い町衆であったウチの町内の祭車の祭り囃子の音を聞いていたんでしょう。というかイヤでも聞こえてたはず。(笑)


大正時代の写真。一番右端がウチの町内の祭車です。旧名の「八幡瀬古」で出ています。(市立博物館制作のポスターより)

もう10年以上前に町内の祭車は県内の神戸(かんべ)というところのとある町に売ってしまいました。桑名の周辺の町々にも実は類似の祭りがあるのです。神戸では8月の中ごろでしたか祭りがあるそうですから一度見てみたいものです。

【追記】
調べてみましたら、神戸の石取祭りはもう済んでいました。7月の終わり頃のようです。残念でした。