イギリスリュート協会の機関誌Lute News No. 146にアンドレアス・ベールについての記事が載っていました。
Rebuilding the 1699 Andreas Berr lute from Vienna: a replica of its presumed original form,
by Bernhard Fischer and Stephen Murphy
執筆はベルンハルド。フィッシャーとスティーヴン・マーフィーです。後者はリュート製作家ですが、前者はどういう方なのでしょうか。
アンドレアス・ベール1699の楽器は現在ボストンにありますが、少し変わったタイプの楽器です。13コースの楽器ですが、もともとは11コースでとても不安定なバスライダーがくっついています。見かけでは、そのままレプリカを作ったらすぐに壊れてしまいそうです。なんでもこのオリジナルはロジー伯が使っていたそうです。
この記事は初めて復元したみたいな感じで書かれていますが、実はこのベールのモデルは10年くらい前に私がマーフィーに2台注文したことがあります。2台とも現在私の生徒さんが使っています。でもマーフィーがこのモデルを初めて作ったのは恐らく30年近く前で、その楽器はバーゼル・スコラ・カントルムにあり、学生に貸し出しています。
私もその楽器を学校から借りて使っていたことがありました。とてもいい楽器だったので、その後で注文したということです。弦長が65cmで可愛らしい音がするバロック・リュートです。私が注文した時点では、マーフィーのカタログからは落ちていましたが、型が残っていたので注文に応じてくれました。
Rebuilding the 1699 Andreas Berr lute from Vienna: a replica of its presumed original form,
by Bernhard Fischer and Stephen Murphy
執筆はベルンハルド。フィッシャーとスティーヴン・マーフィーです。後者はリュート製作家ですが、前者はどういう方なのでしょうか。
アンドレアス・ベール1699の楽器は現在ボストンにありますが、少し変わったタイプの楽器です。13コースの楽器ですが、もともとは11コースでとても不安定なバスライダーがくっついています。見かけでは、そのままレプリカを作ったらすぐに壊れてしまいそうです。なんでもこのオリジナルはロジー伯が使っていたそうです。
この記事は初めて復元したみたいな感じで書かれていますが、実はこのベールのモデルは10年くらい前に私がマーフィーに2台注文したことがあります。2台とも現在私の生徒さんが使っています。でもマーフィーがこのモデルを初めて作ったのは恐らく30年近く前で、その楽器はバーゼル・スコラ・カントルムにあり、学生に貸し出しています。
私もその楽器を学校から借りて使っていたことがありました。とてもいい楽器だったので、その後で注文したということです。弦長が65cmで可愛らしい音がするバロック・リュートです。私が注文した時点では、マーフィーのカタログからは落ちていましたが、型が残っていたので注文に応じてくれました。