リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

下がる

2024年09月30日 14時36分11秒 | 日々のこと

昨夜はほんとに久しぶりにエアコンなしで就寝しました。3ヶ月ぶりくらいかな?でも今日は今まで続いていた酷暑ほどではないですけど湿度が高く、気温が低めにしては暑く感じます。

娘一家が日本に来た6月の下旬は湿度は少々高めでしたが、今日よりもまだ随分涼しかったです。いつも一家がこちらに来るときは長島温泉に泊まるのですが、併設の遊園地は人もまだ少なく、歩いてまわっていても汗ばむことはなかったです。まだプール営業開始の2日くらい前でした。

桑名の夏の祭り、石取り祭りは8月の3,4に行われましたが、この頃でもまだそれほど暑くなかったようです。夜中に歩いて祭りを見にまわってもそれほど暑くはなかったことを覚えています。

その石取り祭り後から急に暑くなり酷暑は9月初めまで続いていました。例年酷暑というのは必ずこの地域ではあるのですが、続いてせいぜい4,5日です。それが今年は40日くらい続き最近やっと「涼し目」にはなってきましたが、まだ暑いと言えば暑いです。夜ジムに行くときにまだ半袖短パンで寒くありませんから。

石破ショックで株価は急落していますが、株価みたいに気温も急落してほしいものです。いっそ下がらないなら下がらないで11月後半のくらいまで気温高めだと嬉しいんですが。この頃エアコンのない会場でコンサートがありますので。(笑)


BWV1006a(26)

2024年09月29日 14時52分24秒 | 音楽系

ジグの25小節目から終わりまでです。

技術的には大きな問題点はありません。29小節目と30小節目のそれぞれ2拍目3拍目に1,2コースの5フレットを押さえる箇所が出て来ますがここは小指によるプチ・バレです。

31小節目の4拍目のバスはオクターブ弦だけを弾きます。

プレリュードでは3コースをシ♭にすることによるメリットがいくつかありましたが、このジグにおいては特にシ♭でなければという箇所はありません。多少指使いが楽になった感じのところもありますが、まぁ大差はないというところでしょう。

次回からブレに入ります。


あなたにとって

2024年09月28日 14時42分38秒 | 音楽系

テレビ、ラジオ、新聞などマスコミの人から取材を受けるときに決まって同じ質問をされます。それは「あなたにとってリュートって何ですか」という質問です。

マスコミの方が私から聞きたがっている答えは・・・

多分、私の人生そのものです、生きがいです、私を音楽に導いてくれたかけがいのない相棒です、No Lute, No Life といったところでしょうか。考えるのもアホらしいですがマスコミの人はそういう流れの返事がほしいようです。

で、私の本当の答えは・・・

「そんなんきかれても知らんがな」

です。でもそういってしまうと質問者はお困りになるでしょうし、それを読んだり聞いたりしたリスナー、リーダーの方もがっかりするでしょうから適当にそれっぽいことを答えることにしています。

山男にどうして山に登るのですかと尋ねたら、「そこに山があるからだ」という答えが返ってきたという話はよく知られた話ですが、(多分ネタだと思いますが)その山男にしても本当の答えは恐らく「そんなん知らんがな」だと思います。

いっそ「リュートにとってあなたは何ですか」の方がいい質問だと思いますね。これなら真剣に考えて答えるかもしれません。

 


BWV1006a (25)

2024年09月27日 21時25分01秒 | 音楽系

後半から24小節までです。(17小節目のアウフタクトg の八分音符が抜けていますが、ご了承の程を)

ものすごく簡単という訳ではありませんが比較的引きやすい箇所です、24小節目を除いては。

24小節めのバスが16分音符で下っていくところは、Esが出てくるために10コースの1フレットを押さえてEsを出さなくてはいけません。ここはなかなか技術的なリスクの高いところです。私の楽器はネックが細いので実は10コースがギリギリでしか指板にかかっていません。11コースは全く指板外でここを押さえてド♯を出すことは物理的に不可能です。(確かヴァイスの曲で11コース1フレットを押さえてド♯を出す曲があったと思います)

かなり練習しても人差し指が11コースのオクターブに触ってしまってドの音が出たり、そもそも10コースの1フレットにパッと届くのはかなりリスキーです。

まぁこういうリスクを避けるために、このバスのフレーズをまるごと1オクターブ上げたり、ミ♭とレだけ1オクターブ上げて5コースで弾くという少々インチキっぽい方法も考えられますが、あまりこういうことはしたくないです。


山下愛陽ギターコンサート

2024年09月26日 17時34分15秒 | 音楽系

今村氏桑名滞在2日目、津市の三重文化会館大ホールで開催された山下愛陽ギターコンサートを一緒に聴きに行きました。コンサートの入場料は何と破格の500円!ただチケットの前売りはなく、受付で500円を払うというシステムです。

コンサートの開始が11時30分、開場が10時45分なので、もし入場できないといけないので家を8時30分に出ました。到着したのが9時半過ぎでしたが、まだ10人くらいの人が並んでいるだけでした。時間があるので併設のカフェでゆっくりしましたが、カフェから出たら驚いたことに目の前には長蛇の列。

この写真のあたりが最後尾で左カドを曲がったところからもずっと列は続いていました。

コンサートのプログラムは

デ・ラ・マーサ/暁の鐘、ソル/モーツアルトの「魔笛」の主題による変奏曲、バッハ/リュート組曲BWV997、テデスコ/悪魔の奇想曲

で休憩無しの約1時間のコンサートでした。

終演後はサイン会もありました。

終演後は桑名まで戻り、今村氏を長島温泉に連れて行って日頃の疲れを癒やしてもらいました。温泉のロッカーキーの番号が何と998でした。(笑)組曲ハ短調の次、プレリュード・フーガ・アレグロですね。リュート奏者なら気になる数字です。

 


唐田さんのスタジオを訪ねる

2024年09月25日 23時02分56秒 | 音楽系

桑名滞在中の今村氏とチェンバロ製作家唐田さんのスタジオを訪ねました。私は二度目ですが、今村氏にとっては初めての訪問。

唐田さんのスタジオは蒲郡市の少し山沿いの地域にあります。先月大きな崖崩れがあったところはすぐ近くだったそうです。無事で何より。

スタジオで作りかけの楽器や完成した楽器を見せてもらっていましたらお昼になりましたので唐田さんお薦めの料理店に連れて行ってもらいました。三河湾の海岸にほど近い所にあるお店でいろんな地魚を食べさせてくれると評判だそうです。

3人とも注文したのは地魚の甘酢あんかけ定食でとても美味。ごちそうさまでした。

帰りに竹島に寄って行きました。あの島と同じ名前の島が愛知県蒲郡市にもあります。

橋の向こうのぼた餅を半分にしたような島が竹島です。このあたりはきれいに整備されていてあちこち歩いていたら時間が経ってしまい、大人気の竹島水族館は残念ながら入館時間を過ぎてしまっていました。また今度ですね。

 


今村泰典講習会2024

2024年09月24日 23時24分54秒 | 音楽系

今日は今村泰典講習会2024が名古屋市中村区のスタジオ・フィオリーレで開催されました。

気象情報では雨の予想が出ていましたが、上手い具合にはずれてくれました。北の空に怪しげな雲が出てはいましたが。

今年は途中キャンセルが続いたりして参加される方が少な目でしたが、皆さん大変熱心に今村氏のレッスンに耳目を傾けていました。

リュート以外に今年はヴァイオリンの参加者もありました。

ゆくゆくは閉じたリュートの世界でなく古楽全般の講習会にすることを考えていますので、今回のヴァイオリン(+通奏低音)での参加は大変喜ばしいことです。全てのレッスンが終わったあとは今村氏が来年の2月にナクソスから発売するバッハのチェロ組曲の録音を発売に先駆けて皆さんと鑑賞いたしました。

講習会後は名古屋市内某所で打ち上げ、こちらの方もなかなか熱がこもっていました。(笑)


いよいよ開幕

2024年09月23日 18時47分49秒 | 音楽系

バロック音楽の旅17シリーズが始まりました。昨日は第1回でバロック音楽基礎講座でした。いつものようにパワポで音楽も流しながらプレゼンをしました。

今年はやっとコロナ禍の影響を脱したのか、応募された方は89名に達しました。コロナ禍の影響があった?昨年と比べると倍くらいの応募です。

さすが応募が増えただけ合って、開場と同時に沢山の人が列になって受付に並びました。

14時30分の開場時の受付。この写真の左側にまだ10数人の方が並んでいらっしゃいます。

今年は一気に増えただけに、初めてこの講座に来られる方が約半数となっていますので、プレゼンの内容もあまり沢山の事柄を盛らないように留意しました。

今年はコロナ対策はほぼ終了し、席も基本3人掛けでお願いしました。一応手の消毒装置だけは用意してはありますが。(3年前に大量に消毒用アルコールを買ったのでまだ余っています)

次回はレクチャーで「秀吉の聴いた西洋音楽」というタイトルでプレゼンします。既存の説を打ち破る内容にするつもりです。

 

 


キミは眩しい(解決篇?)

2024年09月22日 11時31分25秒 | 日々のこと

眩しいほどのキミがいたのはいつのことでしたか。今では眩しいのは車のライトだけです。昨日のエントリーで対向車のライトが眩しい話を書きましたが、どうもこれが原因ではないかということに行き当たりました。

それはオート廃ビーム、おっとオートハイビームです。対向車や前方に車がないときにはハイビームで走り、そうでないときに自動でロービームに変わるという触れ込みの機能です。

ずっとハイビームになりっぱなしで眩しいクルマをすれ違いざまに確認してみると、車種ではホンダ・N-Boxとダイハツ・タントが目につきました。他にもありますが、大多数は小さいクルマでした。

ここで思い当たるのがその小さいクルマのオートハイビームって安物じゃないの?という疑問です。安いクルマなのでセンサーが少なく正確に動作していないのではないでしょうか。

ネットで検索してみると眩しいライトの当事者から書き込みで、すれ違う時になぜかよくパッシングされるというのもありました。そりゃそうでしょう。

メーカーのサイトで調べてみましたらデフォルトでオートになっているみたいで解除も手間がかかるみたいです。オートライトは新車に装備が義務付けられましたが、オートハイビームはそうではないと思います。こういうのってどこに訴えたらいいのでしょう?メーカー?消費者庁?このままでは2車線の道を夜走るときに、頭にサングラスをのっけて眩しいのがきたらパッとグラサンをかけるというようにしておかなければなりません。


キミは眩しい

2024年09月21日 20時43分21秒 | 日々のこと

暗くなってから車を運転していると前から来る車のライトが妙に明るいときが増えました。以前はそういうことはあまりなかったのに、ここ最近は10分も運転していると必ずといっていいほどライトがハイビームみたいな車と遭遇します。

車のライトはハイビームが標準で対向車が来たときにロービームにする、というのが本来の決まりらしいです。私なんかはずっと逆だと思っていましたが、最近そんなことをどこかで読んだことがありました。

どんな車がこんなところでハイビームにしているのかとすれ違いざまに車はちらっと見てみますとLEDライト装備のハイト系の軽自動車が多いみたいです。

車検のときに前照灯の検査がありますが、もしロービームで私が遭遇するような車のライトのように眩しかったとすると絶対に検査ロボットは通してくれないと思います。ひょっとすると民間車検工場の検査機器がいい加減なもので、昨今の眩し目のLEDライトでも通してしまうのか。

来年の10月から車検ラインの光軸検査ロボットがロービームで検査をするようですが、それ以降はロービームで眩しい車はなくなるのでしょうか。