イタリアのアキーラ社から新しいタイプの合成樹脂弦が登場です。
CD TYPEという名前の弦で、リュートのバス弦専用です。合成樹脂(多分ナイルガット?)に銅の粉を練り込んだものだそうで、質量はガットの2倍以上とのことです。

10コースルネサンス・リュートの6コース以降のバスに「新製品」が張ってあります。
アキーラのミッモさんは「巻き弦は、振動が長すぎるし、プレーンガットやロープ式のガットは音がぼうっとしている。このCD TYPEはちょうどいいところを行っている」なんておっしゃっていますが、自社の巻き弦(D TYPE)とかロープ式ガット(VENIS)を自ら否定することになってしまうんですが、商売として大丈夫なんでしょうか?
昔の絵を見ると、バロック・リュートのバス弦に赤色や茶色の濃い色の弦が使われているときがあります。それと同じ質量の弦を合成樹脂と金属粉で再現しようとしたわけです。

この夏から秋にかけてバス弦にガムート社のピストイを張った、オールガットのバロックリュートで何回かコンサートをしましたが、バス弦の狂う度合いには閉口しました。音が狂い過ぎてコンサートで演奏を続けるのにかなり支障がでますので、現在はバス弦には「マグロカーボン」を張っています。ガットとカーボンの混成ですが、なかなか音的にも行けます。もちろんカーボンの太い弦(マグロカーボン)はとても安定しています。
さて、アキーラ社の新製品はどんなもんでしょうか。カーボン弦より更に質量があるので、減衰時間は長くなるでしょう。温度に対する感受性はどんなもんでしょう?実際に使ってみないとわからないので、早速注文いたしました。(笑)
注)マグロカーボン→クレハ社が製造している、マグロを釣るための太いフロロカーボン製の釣り糸です。
CD TYPEという名前の弦で、リュートのバス弦専用です。合成樹脂(多分ナイルガット?)に銅の粉を練り込んだものだそうで、質量はガットの2倍以上とのことです。

10コースルネサンス・リュートの6コース以降のバスに「新製品」が張ってあります。
アキーラのミッモさんは「巻き弦は、振動が長すぎるし、プレーンガットやロープ式のガットは音がぼうっとしている。このCD TYPEはちょうどいいところを行っている」なんておっしゃっていますが、自社の巻き弦(D TYPE)とかロープ式ガット(VENIS)を自ら否定することになってしまうんですが、商売として大丈夫なんでしょうか?
昔の絵を見ると、バロック・リュートのバス弦に赤色や茶色の濃い色の弦が使われているときがあります。それと同じ質量の弦を合成樹脂と金属粉で再現しようとしたわけです。

この夏から秋にかけてバス弦にガムート社のピストイを張った、オールガットのバロックリュートで何回かコンサートをしましたが、バス弦の狂う度合いには閉口しました。音が狂い過ぎてコンサートで演奏を続けるのにかなり支障がでますので、現在はバス弦には「マグロカーボン」を張っています。ガットとカーボンの混成ですが、なかなか音的にも行けます。もちろんカーボンの太い弦(マグロカーボン)はとても安定しています。
さて、アキーラ社の新製品はどんなもんでしょうか。カーボン弦より更に質量があるので、減衰時間は長くなるでしょう。温度に対する感受性はどんなもんでしょう?実際に使ってみないとわからないので、早速注文いたしました。(笑)
注)マグロカーボン→クレハ社が製造している、マグロを釣るための太いフロロカーボン製の釣り糸です。