リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

S.L. ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(18)

2020年10月17日 16時01分56秒 | 音楽系
今回は第2楽章のフーガのまとめです。

2016年に作ったバージョンと比べると、随分ヴァイオリンには黙ってもらったのですが、通して見てみますと少し黙らせすぎたかもしれません。もう少し早い動きのフレーズを挿入した方がよかったかも。他の楽章ではそんなにあとで直してみたくなることはないのですが、第2楽章のフーガはテーマの扱い方次第でいろんな可能性があります。実は捨てたフレーズを少し復活させたもの+アルファで少しヴァイオリンを饒舌にしたバージョン(「最終・ファイナル・ラスト・これで終わり」版)を作ってあるのですが、楽譜はここでは発表しません。

音源は「最終・ファイナル・ラスト・これで終わり」版です。これまで発表した版と大きく変わったわけではありませんが、数か所違いがありますので比べてみてください。

第2楽章の音源
(ピッチは440です)

実は某専門誌にギターと(モダン)フルートのためにト長調で編曲したものを発表する予定ですが、これは「最終・ファイナル・ラスト・これで終わり」版を使う予定です。

次回から第3楽章に入ります。

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