日経新聞の夕刊第1面のコラム「あすへの話題」、今の執筆陣はなかなか面白いです。尊敬する英語同時通訳者の鳥飼久美子さんを始め名執筆陣揃いです。鳥飼さんは通訳関連のトピックを始め英語教育に関して鋭い切り口が光ります。
哲学者の森岡正博さんは、始めは哲学のことが中心でなんかメンドクサイなぁという感じがしていましたが「おつきあい」していくうちになかなか含蓄のある記事にひかれています。
小説家の林真理子さんはさすが文筆のプロ、圧倒的に文章が上手いし、テクニックだけではなく内容的にも読ませます。某大学のややこしい問題の渦中にありながら、寸暇を惜しんで執筆されているのだと推察しますが、文章の完成度の高さはさすがです、って私がいうのもナンですが・・・
執筆陣は何ヶ月かで総入れ替えになりますが、つまらない内容を書く人がいたこともありました。某大学の総長をされていた方は、自分の大学の改革話ばかりで内輪を知らない一般の読者には何も響かなかったのではないでしょうか。
宴会での話題が自分が勤めている大学の話ばかりの「学園もの好き」のギターのセンセを知っていますが、一般の大学論ならまだしも自分の所の大学の学園ものなんて興味がわかないですよね。
似たような事が私にもありますね。
ある新聞紙上に、お悩みを相談するコーナーがあるのですが、そこには相談内容によって適格な専門家が回答することが普通だと思います。ですが、時々、なんでこの相談内容に、専門外のこの人が、応えるのかなあと思うことが多くありますね。
しかも全然回答になってないなんてこともある。まあ、新聞社から選ばれた数人だけの限定されたメンバーだけなので、全部網羅する専門家を用意できないのは仕方ないこともあるでしょうけどね。質問内容によっては、明確に回答できない内容は、最初から選ばれないこともあるのかもしれません。
質問といっても介護、福祉、家計、医学、精神、仕事、パワハラ、困窮、友人、家族、隣人、地域、社会、政治、国家等・・・・相談のお悩みなんて数え切れませんね。
読者の見識とのズレもありますから、なかなか読んだ感想というのは人ぞれぞれでしょうし、難しいものかなとも思いました。