
(写真と記事は関係ありません。)
寿司屋のカウンターに若い人が寄り付かなくなったことは、再三書いてきた。寿司屋だけでなく、カウンター式の居酒屋や焼き鳥屋にも若い人が見つからない。洋風のバーでも若い人を見かけない。彼らはどこで呑んでいるのだろうか?
屋台の焼き鳥屋やおでん屋もなくなった。それらの屋台は一部は屋内に入ったが、あいかわらず若者を見かけない。屋台の焼き鳥屋やおでん屋を経験しているのは私たちが最後の世代だろう。
若者はみな「和民」などの居酒屋チェーンに流れてしまったのだろうか?仲間で小部屋に収まったほうが落ち着くのだろうか?寿司屋は別として、カウンターの居酒屋も焼き鳥屋もおでん屋も、居酒屋チェーンより高いということはないのにだ。
居酒屋や焼き鳥屋も、オジサンたちが死に絶えると同時になくなるだろう。チェーンの居酒屋だって、どのような運命をたどるのか分からない。最近の若者はあまり酒を呑まなくなったいうではないか。
むろん若者はタバコも吸わない。オジサンたちが若いころのように、「運動」と称して大学で大暴れするようなこともない。
1960年ころから、街で大人が喧嘩をしている姿を見かけなくなった。大衆がなぜか紳士的に変化したのだ。これは日本だけではなく世界的な現象だそうで、ある社会学者はこの現象を「ジェントル革命」と名付けた。
いま第2の「ジェントル革命」が起きているのではないか?このように静かに時代は変わっていくのではないか?