(歴史の教科書。amazon より引用。)
歴史にIFはタブーだというが本当だろうか?
ある歴史学者は「歴史は偶然の羅列にすぎない」という。わたしはこの論に賛成だ。
たとえば、本能寺の変で館の柱に武将がつまずいたら歴史は変わったものになっていただろう。本能寺の変は失敗していたかもしれない。
偶然の羅列に必然性を仮定したり、法則性を見出すのは無意味だと思う。では、なぜ歴史が研究されるのだろうか?
これは純粋に人間の好奇心ではあるまいか。宇宙とか深海とか、未知のものを人間は知りたくなる。なんの役に立たなくても研究したくなるのが人間である。
歴史を知りたくなるのも、同じことではなかろうか?
※今日の短歌
女孫へのわれの礼状うれしとぞ夜更けの電話の声のかぼそく
西井京子(明日香)