(講談社刊。)
ひな壇芸人のおふざけ芸のバラエティーばかりで、まったくつまらないテレビのゴールデンタイムですが、深夜にはけっこう面白い番組をやっています。
エッチな番組だけではなく、私たちが知らない業界の紹介などがあります。先日は漫画界の裏側を放送していました。漫画の原作者が出て、制作場面の実際が紹介されていて驚いたことが2、3ありました。
まず漫画の原作者のギャラは、絵を描く人と折半だそうです。折半でない場合は、画家の方が多いと言います。
売れっ子漫画家はキャラクターの顔だけ描いて、体や背景はアシスタントがやることは知っていました。手塚治虫もそうでした。ところが上掲の漫画の作者は違うのです。
三田氏はキャラクターさえも描きません。ネーム(セリフ)が入った鉛筆の荒原稿をそのまま外注に出すのだそうです。すると外注は背景はもちろんキャラクターの顔まで描いてくれます。そんなこと可能なの?と思いました。
それが可能らしいのです。三田氏はあらかじめ外注先に何パターンもの顔を送っておきます。漫画のスケッチに「顔の何番」という指定をしておくと、外注先が「何番」の表情を選んで背景から何から全部描いてしまいます。
これなら同時に何本も連載することが可能です。先日ご紹介した「乙嫁語り」は衣装の描き込みなどすべて自分でやっているでしょうから、三田氏よりもずいぶん原始的だなと思いました。
※今日、気にとまった短歌
街角でぶつかる出会いなど無くて田んぼの向こうに君は見えとる (三田市)今北紀美恵
ひな壇芸人のおふざけ芸のバラエティーばかりで、まったくつまらないテレビのゴールデンタイムですが、深夜にはけっこう面白い番組をやっています。
エッチな番組だけではなく、私たちが知らない業界の紹介などがあります。先日は漫画界の裏側を放送していました。漫画の原作者が出て、制作場面の実際が紹介されていて驚いたことが2、3ありました。
まず漫画の原作者のギャラは、絵を描く人と折半だそうです。折半でない場合は、画家の方が多いと言います。
売れっ子漫画家はキャラクターの顔だけ描いて、体や背景はアシスタントがやることは知っていました。手塚治虫もそうでした。ところが上掲の漫画の作者は違うのです。
三田氏はキャラクターさえも描きません。ネーム(セリフ)が入った鉛筆の荒原稿をそのまま外注に出すのだそうです。すると外注は背景はもちろんキャラクターの顔まで描いてくれます。そんなこと可能なの?と思いました。
それが可能らしいのです。三田氏はあらかじめ外注先に何パターンもの顔を送っておきます。漫画のスケッチに「顔の何番」という指定をしておくと、外注先が「何番」の表情を選んで背景から何から全部描いてしまいます。
これなら同時に何本も連載することが可能です。先日ご紹介した「乙嫁語り」は衣装の描き込みなどすべて自分でやっているでしょうから、三田氏よりもずいぶん原始的だなと思いました。
※今日、気にとまった短歌
街角でぶつかる出会いなど無くて田んぼの向こうに君は見えとる (三田市)今北紀美恵