最近の「少年マガジン」の読者層は何歳くらいなのだろうか?私は小中学校のころ少年マガジンで育った。その後は漫画研究会を主宰していた関係上、「マガジン」を見てはいたが、次第に「ガロ」など前衛発掘に移っていった。
もはや「マガジン」を見ることはない。ヒットした作品の単行本だけを買うようにしている。
ところが、さいきんの「マガジン」の表紙は毎回、美女が写っている。
小学生にはこの美女たちの凄さが分からないだろう。「マガジン」は「少年」と名乗っても、もっと年長者を読者とするようになったのかもしれないね。
※私の俳句
窟の闇ひかるきのこと云ふがあり
大学の一年の時、同級生に「少年マガジンの創刊号の表紙になった少年」がいました。朝潮に抱かれて笑う少年Y君の表紙は、ウィキペディアで見ることができます。Y君は、大学へスポーツカーで通っていました。
3年生になった時、同じ学科の男にこの話をしたら、「俺は小4の時にサンデーの表紙に載ったよ。王と一緒だった」と言われてビックリしました。
二人が子供の時に、どんな経緯で少年週刊誌の表紙になったのか聞き忘れましたが、今と違って、表紙に小学3~4年生が使われていたのですね。創刊当時の主な読者は、そのくらいの年代の子供たちだったのでしょう。
今の少年週刊誌の読者は、少年ではないのですね。ずいぶん前には、電車の中でマガジン・サンデーを読んでいる若いサラリーマンをよく見かけましたが、いまはスマホばかりです。少年週刊誌は、一体いつどこで誰に読まれているのでしょうか。