(グローブ。ウィキペディアより引用。)
プロ野球嫌いの私も草野球にあこがれた時代があった。小学校3年生のころだ。
念願のグローブを買ってもらって、「型」をつけるためにグローブをたたんでヒモで縛り、枕にして寝た。油で拭いたりして丹精を込めた。しかし、そのグローブでボールを捕ることができなかった。グローブは重くて、しかも手で開閉できないほど硬かった。
やはり野球は難しいと、以来私は野球をしなくなり、現在の野球嫌いに繋がっていった。
ところが長じて友人のグローブを手にしたら、柔らかくて面白いように球が捕れる。これが元来のグローブなのだと理解したが遅かった。
小学校3年生のときに買ってもらったグローブは安物で、とてもグローブとは呼べないシロモノだったのだ。
うちの親はいつもそうだ。使えないような安物を与えて不必要な苦労を私にしいたのである。ギターのときもそうだった。
※私の俳句(秋)
柿の木の実りたるかな両隣り