医者や看護師は針刺しなどの処置に失敗しても何も言わない。黙ってやりなおす。無駄な心配を患者に与えないためだ。
臨床検査技師や放射線技師も所見について言わない。検査結果を聞いても「主治医に聞いてくれ」と答えるのみである。
私の印象だが、処置に失敗したときに一番むだ口が多いのは臨床工学技士ではないか?彼らは医療機器の取り扱いが専門で、患者には意識がないことが多い。だから、「しまった!」とか「あれ?」とか言ってしまうのだろうか?もし患者に意識があればドキリとする!
もっとも自分が患者になってみて、たんなる印象だけを述べてしまう看護師に出会った。彼女は私の皮膚が「黄色いかなぁ」(つまり黄疸が出ているかなぁ?という意味)と言った。こちらはシロウトではないから、血清ビリルビン値が正常なので黄疸が出るはずがないと知っている。
これがシロウトさんなら、看護師の何気ない「黄色いかなぁ」の一言でどれだけ不安になることだろうか?
※私の俳句(夏)
トンネルの暗きを出でて梅雨晴れに