(セカンドオピニオン外来。平塚共済病院のHPより引用。)
ある方面で全国的に名が通った医者が知人にいる。特別な医者ではなく、愛知県の開業医だ。(専門は精神科薬物療法。)
彼のところには北は北海道から南は沖縄まで、セカンドオピニオンを求めて患者が来る。飛行機を使って泊りがけで来るのだ。
彼が言うに、診断や治療方針が地元の医者と同じだと、遠くから来た患者ほど不満なのだという。そりゃそうだろう。同じならわざわざ遠くから大枚を使ってくる必要はない。
だが、地元の医者と同意見になることがほとんどなので彼は困っている。そのような患者は多分その後も、別の意見を求めて日本中いや世界中を飛び回るのだろう。これはマスコミが造り出した新型のノイローゼとは言えまいか?
※私の俳句(秋)
虫鳴くや門灯切れし家のあり