(医師免許証。naverまとめより引用。)
むかしは専門医制度が発達しておらず、国家試験に受かれば即、医師になれた。経験の有無は問われなかった。新卒も10年経験者も区別されなかった。専門科目も問われなかった。
そのため勉強ができるからと医学部に入り、医師免許をとったらすぐに結婚してしまう女性がいた。子どもが生まれるから、研修もやっていない。(医師免許をもった若い女性は、かなりいい条件で結婚できた。引く手あまただった。)
彼女らは実地研修や臨床経験を全然していないのに、(むかしは医師不足だったから)就職ができた。そしてなんと診察もやっていた。ペーパードライバーならぬペーパードクターなのに。
さすがに一線の病院では使い物にならないので、開業医の手伝いなどをやった。または患者と接しない部署、つまり行政に行った。(たとえば保健所。保健所長は医師でなくてはならないと法律で決まっている。)
ペーパードクターであっても、行政ではいきなり一般公務員より上の地位についた。だから、やっかみもあって、ペーパードクターは行政職や現業職から「また頭に紙だけを乗せた奴が来た」と陰口を言われた。
今後そのようなことはなくなる。専門医制度(2017-09-12)が確立しつつあるからだ。そのため行政に行く医者は、最初から公衆衛生に志向性が高いので行政を希望する。こうして行政の医者もバカにされなくなるだろう。
※私の俳句(秋)
朝霧や新聞配るバイク音