(文芸春秋刊、1967年の復刻版。)
今日になっても新聞の投書欄は「二度と戦争をやってはいけない」という趣旨の発言でいっぱいです。まったくもっともで、私にはなんの反論もありません。と言うより、誰にも反対できない百点満点の意見です。
若年のころから故山本夏彦翁のファンだった私は、翁の文章はたぶん全部読んだと思います。その中に上の本があります。題名の「茶の間の正義」と聞いて、なんのことかピンと来た人は、そうとうに勘が鋭い人です。
「茶の間の正義」だけはでは分からなくても、翁のエッセイの題名「平和なときの平和論」と言われれば、かなりの人が「ああ、そうか」と理解できるでしょう。
ちなみにこのブログの題名「院長のへんちき論」は、翁の著書「変痴気論」から拝借したものです。
※今日、気にとまった短歌。
雛壇に同じ顔ぶれ同じ語彙満ち足り顔の論壇誌閉づ (羽咋)三宅立美
今日になっても新聞の投書欄は「二度と戦争をやってはいけない」という趣旨の発言でいっぱいです。まったくもっともで、私にはなんの反論もありません。と言うより、誰にも反対できない百点満点の意見です。
若年のころから故山本夏彦翁のファンだった私は、翁の文章はたぶん全部読んだと思います。その中に上の本があります。題名の「茶の間の正義」と聞いて、なんのことかピンと来た人は、そうとうに勘が鋭い人です。
「茶の間の正義」だけはでは分からなくても、翁のエッセイの題名「平和なときの平和論」と言われれば、かなりの人が「ああ、そうか」と理解できるでしょう。
ちなみにこのブログの題名「院長のへんちき論」は、翁の著書「変痴気論」から拝借したものです。
※今日、気にとまった短歌。
雛壇に同じ顔ぶれ同じ語彙満ち足り顔の論壇誌閉づ (羽咋)三宅立美